【家づくり豆知識】「収納物(収納スペース)」と「奥行き」について
2023.09.16
2020.05.05
「今住んでいる所の収納が少ないので、家を建てたら“収納スペース”をたっぷり用意したいです!」という方は、家づくり学校へ来場されるお客様でも少なからずいらっしゃるように思います。
お家づくりでも収納計画は、本当に大切です。その辺りをあまり考えずに進めてしまうと、後で収納物(カラーボックスや棚など)を追加で購入しないといけなくなったりもします(汗)
そんな“収納スペース”ですが、当然、収納するモノによってそこで必要となる「奥行き」は変わってきます。当たり前ですが「一輪挿し」や「フォトフレーム」を設置するのに、奥行きが91cmもイラナイですもんね・・・。
ということで今回は「収納物(収納スペース)」と「奥行き」の関係性について見ていきたいと思います!
※本記事は過去に取材したメモを参考に構成しております。もし「この収納でこんなに奥行きあったら変じゃない?」、或いは「これはこれくらいの奥行きじゃない?」というご意見がありましたら、ご教示頂ければ幸いです・・・!
その収納の「奥行き」・・・どれくらいっ!?
まずは壁面に造作される「ニッチ」。先に出てきた「一輪挿し」や「フォトフレーム」などをディスプレイするにはうってつけのスペースかと思います。
※イメージ
「ニッチ」は7~8cm程度の奥行きであることが多いようです(もちろん「壁をふかす(=フロア側に壁をもう1枚設置して厚みを出す)」ことで奥行きをさらに持たせることもできます)。
続いては「本棚」。
※イメージ
どういう本を並べるかでも多少変わりますが、30cm程度の奥行きがあればおおよその本が収納できるかとは思います。因みに書類でよく使う「A4サイズ」の長編が29.7cmなので、それくらいの奥行き・・・ということですね。
あとは「布団収納」ですが・・・押し入れやクローゼットがスタンダードですね。
※イメージ
奥行きは91cmで想定されることが多いようです。余談ですが91cm(910mm、“キュウヒャクトオ”と読みます)はお家づくりでよく出てくる数字ですね。木造の在来工法では半間(910mm)を基準として、基本寸法(モジュール)が設定されますので・・・。
「洋服収納」。箪笥や衣装ケースを使わない場合は、クローゼットが収納のスタンダードになるかと思いますが・・・
※イメージ
洋服だけの場合、奥行きは65cm程度あればスッキリ収まるそうですよ。尚、「布団収納と洋服収納を兼ねたクローゼット」の場合は、自ずと奥行きが91cmになることが多いです(布団がしまえることが前提になりますからね・・・)。
最後に「食器棚」。食器も色々あるとは思いますが・・・
※イメージ
奥行き45cm程度で十分収納できるようです。よくよく考えて、奥まで手を突っ込む必要がある食器棚って、お目にかかったことないですよね・・・?(汗)
まとめ ~「収納スペース」と「奥行き」~
※イメージ 図面でも奥行きなどの数字に着目すると、色々と見えてくるものがある・・・かも!?
ということで長々と「収納物(収納スペース)」と「奥行き」の関係性について述べて参りましたが、いかがでしたか?「あっ、そうなんだ、ふ~ん・・・」という声も聞こえてきそうですが、気にしない気にしない・・・
表にまとめると、こんな感じですね。
収納物 (収納スペース) |
ニッチ | 本棚 | 布団収納 | 洋服収納 | 食器棚 |
---|---|---|---|---|---|
奥行き目安 | 7~8cm | 30cm | 91cm | 65cm | 45cm |
お家づくりで間取りを考える際のご参考に・・・。
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