家づくり「施主」さんと「お客様」の違いがわかりますか?
2022.06.01
2019.08.06
施主とは、予算などを含めて家づくりを自分自身で企画設計する人のことを指します。施主は家づくりのリーダーとして、設計士や大工など様々な方と協力することが重要です。この記事では、施主に必要な心構えから時期ごとにやることなどについて解説します。
お家を建てる時、「施主」「施工主」という言葉が出てきます。
施主(せしゅ)とは、建築会社に仕事を頼んだ側、個人や法人、団体です。
施工主(せこうぬし)とは、施主から注文を請けて、工事を行う中心となる業者です。
では、「お客さま」と「施主」の違い、わかりますか??
「お客さま」とは?
ハウスメーカーや建築会社、工務店が企画設計した商品住宅を買う人です。
「施主」とは?
自身が欲しい家を自身が決めた予算内で企画設計し注文住宅で建てる人です。
あなたが施主となった家づくりには、
設計士さん、インテリアコーディネーターさん、大工さん、建材屋さん、材木屋さん、サッシ屋さん、ガラス屋さん、金物屋さん、鍵屋さん、サイディング屋さん、左官屋さん、タイル屋さん、塗装屋さん、建具屋さん、畳屋さん、クロス屋さん、クリーニング屋さん、外構屋さん、水道屋さん、空調屋さん、電気屋さん、ガス屋さん等々たくさんの人たちがチームを作って働いてもらっています。そうして私たちの家は出来上がっていくのです。
目指すべき共通の目的・目標を持っているのがチームですから、施主さんはしっかりと住宅要望をまとめて目的(どんな暮らしがしたいのか)と目標(どんな家にしたいのか)を決めて、チーム作りをしていただく必要があるんですね。
施主さんであるあなたは、この「家づくりチーム」のチームリーダーです。
チームにおけるリーダー像として、最近言われているのが「シェアードリーダーシップ」です。
①リーダーは自分がすべての答えを持っていないことを認識している。
②すべてのメンバーの協力がないとチームが成功しないことを確信している。
③チームのリーダーは自分に限界があることを隠さず、何事も率直に話し、メンバーの声をよく聞き、アイデアを共有することを推進している。
このようなやり方によってリーダーシップを発揮します。そうすると、リーダーだけでなく、メンバー全員がチームにおけるリーダーシップを発揮するようになります。
家づくりには、これが大切なのかなと思います。
それと、チームビルディングのステップ
形成期 →住宅会社を決めて、どんな暮らしがしたいかをしっかりと共有してもらう
混乱期 →その暮らしを手に入れるための要望をどんどん出して一緒にプランを考える
統一期 →プランが決定して、段取りを一緒に決めていく
機能期 →いよいよ着工、家づくりが始まりました。
散会期 →家が完成!引き渡される
掲げたビジョンや目標を達成するための強いチームを形成するには、チーム内で常に円滑にコミュニケーションを図ることができる環境を整えておくことが重要です。メンバー同士は性格が異なる人の集まりですが、互いを尊重し合い、同じ目標に向かって進んでいるという感覚を育んでいくのです。
そのためには、チーム内で「対話」の機会を持つことを大切にし、互いの違いを認め合える関係性を構築しておくことが欠かせないのです。
あれ?・・すみません?なんだか、小難しいことばかりを書いてしまいました??
要は何が言いたいかというと、
施主さんは、家づくりの主役、家づくりチームのチームリーダーだという自覚を持っていただきたいなということです。
家づくりは住宅会社に任せておけば・・・なんて考えを捨てて、しっかりとチームリーダーの役目を果たしていただきたいなと思います!
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