よく聞く床下エアコンと全館空調ってどう違うの?
2023.09.16
2022.05.08
今回は「家づくり学校」に来られたお客様からいただいた疑問を解決!それは「床下エアコンと全館空調の違い」。
似たようなシステムに思えるかもしれませんが、実は違ったシステムなのです。全館空調と床下エアコンと特徴をさっそく見ていきましょう!
全館空調システムとは?
全館空調システムはすべての部屋や廊下など、建物全体を冷暖房し、24時間換気を行うシステム。
部屋ごとに壁掛けエアコンなどで冷暖房を行う場合には、暖房(冷房)している部屋としてない部屋や廊下との間に温度差が生まれます。「全館空調システム」は建物全体を冷暖房するので、家の中の温度を一定に近い状態に保つことができます。
では、部屋ごとに温度差があると何が問題なのか?
急激な温度変化で血圧が大きく変動することが原因で起こる健康被害に「ヒートショック」がありますね。朝、あたたかい布団から寒いトイレに行ったり、寒い脱衣室から温かいお湯に入ることで入浴中に亡くなるといった事故が実際に起きています。冬だけでなく、夏の熱中症も「ヒートショック」です。このような健康被害を防ぐためには、部屋ごとの温度差のない家にすることが大事なのです。
そして、これを実現するために欠かせないのが高断熱・高気密。全館空調システムは断熱・気密性能が確保されて始めてその能力を発揮します。性能のあまり良くない家では、熱の出入りが多く、せっかく全館暖房・冷房してもなかなか暖かく・涼しく感じることができません。まずは建物をしっかりつくることが大切です。
高断熱・高気密の住まいに全館空調システムを導入することで快適かつ健康で過ごせる室内環境になりますし、少ない冷暖房で快適室温を保てるので省エネになります。
床下エアコンとは?
床下エアコンは「床下から各部屋に設置された吹き出し口へ快適な空気を送る空調システム」のことです。
冬は床下から暖房するので、足元から暖かくなります。床下の一部に施工する床暖房とは違い、床下全体に暖かい空気を送ることで家中が暖かい状態を実現できます。また、洗面脱衣室や浴室、トイレなど、ヒートショックが発声しやすい場所の室内温度を上げることで、急激な温度変化による血圧上昇が抑えられます。
結論!全館空調はすべての部屋、廊下など、家全体を冷暖房し、24時間換気を行うシステム
床下エアコンは床下から各部屋に設置された吹き出し口へ暖気・冷気を送り、家全体を快適な室温に保つ空調システム。
2つとも共通するのは、高い気密・断熱性能をしっかり実現していなければ効果は発揮できないということです。
家づくり学校 公式動画チャンネル 公開中
新築をお考えの方に向けた基本セミナーの模様と個別相談の様子、オンライン相談の様子をダイジェストでご紹介する動画も公開中!ご予約を迷われている方!必見です!!!
セミナーのご予約、受付中です!
家づくり学校川越校では3密を避けてアドバイザーがマンツーマンで対応する個別講座を開催しています。皆様のご来校を心よりお待ちしております♪
個別相談のご希望の日時を個別相談予約フォームからお申込ください。
お問い合わせはHPより随時受け付けています。
お電話でのお問い合わせはコチラ⇒049-265-7422