理想の間取り実現までの5ステップ
2023.10.23
2019.03.19
家づくりで多くの人が頭を悩ませるのが間取り。
「何となくイメージはあるけど、どうカタチにしていけばいいのかわからない」という声もよく聞きます。
そこで、住み始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、おさえておきたいポイントを紹介します。
STEP.1 「どんなふうに過ごしたい?」から要望をまとめよう!
家族によって家での過ごし方はさまざま。空間ごとにどんなふうに過ごしたいかをイメージし、要望を書き出してみましょう。
大切なのは要望に優先順位をつけること。プランニングでは家に長時間いる人の意見を優先するのが成功の鍵。
同様に、使う時間が短い空間の優先順位は低くなるでしょう。
優先順位を明確にし、設計士にスクラップやイラストなどで具体的に要望を伝えることで、自分達のイメージに沿った、家族みんなが暮らしやすい間取りができます。
STEP.2 地形、周辺環境に合わせた間取りに
間取りは土地の形状や周辺環境をふまえて考えるのが鉄則。
方角や道路の位置、隣家との接し方、自然環境などに合わせて、日当たりや風通しを確保し、道路や隣家からの視線を気にせず、かつ家の中からの眺めを楽しめるような家にしたいもの。
例えば、人通りの多い道路に面した土地なら、中庭を設けて採光・通風・プライバシーを確保する間取りに。
逆に自然に恵まれた土地なら大きく窓を取り、景色を取り込むような間取りにするなど、家族の要望+立地をふまえた間取りを考えたいですね。
STEP.3 動線をチェックしよう
間取りを考える上で大切なのが「生活動線」。まずは家族一人ひとりの一日の動きを想定してみましょう。
特に家事に関わる動線は重要。例えば朝は食事を作りながら洗濯機をまわし、子どもの支度をするといったように複数の家事を同時に進めることが多いもの。
洗面・浴室・キッチンなど水まわりを近くに配置し、回遊できる間取りにすれば行ったり来たりする時間が削減でき、家事効率は格段にアップしますよ。
STEP.4 収納や機能性も忘れずに
「住んでみたら収納やコンセントが足りなかった」というのもよくある間取りの後悔のひとつ。
必要な場所に必要な量の収納を確保し、家具に隠れてしまうと無駄になるので、置く予定の家具・家電のサイズや位置、照明の位置などもあらかじめ計画しておきましょう。
それに応じて必要なコンセントの位置や数も決まってくるはずです。使用する器具が増えても困らないよう、コンセントは多めに設けておきましょう。
特にキッチン周辺は家電が多くなりがちなので要注意。使用する電化製品をリストアップして、必要な場所に十分なコンセントを用意しておきましょう。
また、スイッチは動線に沿って設置するのが基本。夜間の使いやすさにも考慮して位置を決めましょう。
高さは床上110~120cm程度の高さに設置するのが一般的ですが、子どもの安全や高齢者への配慮など、家族ごとにポイントは異なるので、自分達にあった設置の仕方を考えましょう。
家族の成長にあわせて空間を仕切る場合、コンセントやスイッチもそれぞれの空間に必要になるので、今だけでなく将来も考えて計画しましょう。
配線の問題は意外と見落としがちですが、毎日の暮らしやすさに直結する大事なポイントなので、しっかり考えておきたいですね。
STEP.5 30年先も住みやすい家に
家は長い年数を過ごす場所。ライフスタイルや家族構成も時とともに変化します。だから間取りを考える際には、今だけでなく、10年、20年後の暮らし方も想像してみましょう。
子どもが成長した時や独立して家を出た後、自分達の老後や介護などを想定し、将来的に必要になる空間や設備を考えておくと、末永く住みやすい家になるはずです。
CHECK! 設計提案力は会社選びの大事なポイント
自身で間取りを描いて住宅会社に希望として伝える方もいらっしゃると思いますが、希望は言葉やイメージ写真で伝え、プロの提案を待ちましょう。
同じ要望を出しても設計士によってできあがる間取りは違うもの。設計提案力を見極めることも、会社選びにおいては大切ですよ。
理想の間取りを叶えるために、まずは家づくりの知識を身につけよう
いかがでしたか?
家づくり学校では、要望まとめに便利な「家づくりノート」をプレゼントしています。
部屋数や好きなスタイル、リビングやキッチンなど部屋ごとの要望を書き込んだり写真やイメージをスクラップしたりしながら、求める住まいの形を具体的にしていきましょう。
先輩たちが建てた800邸以上の素敵なマイホームも参考にしてください。どんなふうに理想の間取りを形にしたのか、間取りのアイデアなどもたっぷりご紹介していますよ。
そして、自分たちにはどんな住まいがぴったりなのかを見極めるためには、予算の考え方や住宅性能のことなど基本知識を身につけることも大切。「どんなふうに要望をまとめればいいかわからない」「まずは家づくりについて知りたい」と思ったら、家づくり学校までご相談くださいね。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介