インテリア計画の進め方って?私らしい家にするためのポイント
2023.08.28
2018.11.22
お家を建てるならインテリアにもこだわりたい!という方は多いはず。でも、そもそもインテリアはお家を建ててから考えるの?それとも建てる前に?とお悩みの声をよく聴きます。
お家の雰囲気と調和するインテリアを選ぶポイント、インテリアを計画するタイミング…意外と知らない、気になるノウハウをご紹介します!
インテリア計画のタイミング
実は、インテリアは間取りを検討する段階であわせて考えるのが鉄則。家が完成する間際になって「家具はどうしよう?」と考え始めたのでは、実は遅いんです。
なぜ間取りと同時に検討が必要なのでしょうか?それは、置きたい家具や家電の大きさ、あるいは配置場所などによって部屋の広さや動線の取り方、窓の位置など、間取りも大きく変わってくるからです。
また、外観とのバランスも重要です。室内と外観の雰囲気がちぐはぐにならないよう、まずは外観のデザインやテイストを決め、それにあわせてインテリアを考えていくのがおすすめです。
その際、特に重視したいのが窓の位置。窓は室内・外観どちらにとっても印象に影響を与えるので、外観とインテリアをあわせて考えることでバランスの取れた美しい佇まいになります。
テイストを決めよう
インテリア計画を進めるために、まず検討してほしいのが「テイスト」です。テイストが決まると、家具や色なども絞り込めます。雑誌やWEBでイメージに近い実例を集めて、スクラップしたりフォルダにまとめたりしてみましょう。
イメージをビジュアル化できれば、住宅会社との打ち合わせもスムーズにできます。
ナチュラルテイスト
穏やかで優しい雰囲気が特徴のテイスト。無垢材や漆喰などの自然素材を使用し、質感のある家具やアースカラーを取り入れて、ぬくもりを感じる室内に。
和風モダンテイスト
モダンと伝統的な和が調和したテイスト。無垢床や丸太柱、格子建具、障子、畳などを取り入れることで落ち着いた和の趣を演出できます。
モダンテイスト
高級感があり、ゆったりと落ち着けるシックなモダンテイスト。家具や建具には落ち着いた色を選び、室内はシンプルに。照明を効果的に使うことでいっそう雰囲気が増します。
インテリアを決めるための4つのポイント
1.空間の主役を決める
ソファやテーブル、ラグなど、その空間において主役にしたいものを決めましょう。そして、主役を置くスペースや他のものとの配置バランスを踏まえて間取りを考え、主役が生きる内装にしていきます。
基本的にシンプルな空間にしておけば、どんな主役が来ても自然と引き立つので、主役になる家具を変えたいと思ったときにもフレキシブルに対応できます。
特に初めての家づくりでは様々な色や素材、物を詰め込みたくなりますが、空間は無駄をそぎ落とし、“引き算で考える”のが成功させるコツです。
2.収納
インテリアを考える上では収納をどうするかも大事なポイント。見せたくないものと見せたいものを区別し、空間のバランスを考えながら収納を確保しましょう。
収納扉や棚を床や壁と同じ色や素材に揃えることで、収納場所自体を目立たせないようにするのも、空間をすっきりと見せるコツです。
3.色の決め方と効果
色選びはインテリアの中でも最も重要な要素。どんな色を選ぶかは、どんなテイストや雰囲気にしたいのかや、部屋の用途や暮らし方によっても異なります。
原則は、ポイント1で紹介した「主役」にしたいものを引き立てられる空間に仕上げること。
部屋の中で一番面積が多く部屋の雰囲気を決める壁・床・天井のベースカラーを決め、それにどんな色を組み合わせるかを考えましょう。
ちなみに壁や床などの色を決める時には小さなサンプルを見ながらという場合が多いですが、色は面積が大きくなると明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えるので、それを踏まえて選ぶのがポイント。
リビングは明るさと開放感を重視しよう
皆が過ごす場所は白など明るめの色を選んで開放的に。一般的に、下(床)の色を濃く、上(天井)に行くほど色を薄くすると、空間がより広く感じられます。
キッチン背面はリビングにあわせて
対面キッチンの場合、キッチン自体は好きな色を選んでOKですが、背面の収納棚などはリビングから見えるため、リビングの色使いに合わせた方が空間に統一感が出ます。
濃い色で落ち着ける空間に
天井に濃い色を入れると、空間が低く感じられて気持ちが落ち着く効果があるんです。座の姿勢で過ごす和室も同じで、天井板を貼るなど、昔から濃い目の色が選ばれてきました。
家族だけの空間は好きな色柄を
ウォークインクローゼットや2階の家族用トイレなど、家族しか使わない空間は、好きな色柄のクロスを選んで楽しむのもおすすめですよ。特にトイレは小さな空間なので、クロスの張替なども比較的自由にできるので、冒険してみるのもいいかもしれませんね。
4.明かり・照明
「明かり」と「照明」って一緒じゃないの?と思われた方もいるでしょう。ですが、実はまず、自然光だけで明るさを確保できる「窓」の取り方を考えるのがインテリアの基本。
窓の大きさや位置、形、そこからどんな景色が見えるかでも部屋の印象は大きく変わります。その上で、空間や目的にあわせて照明を選んでいくのがポイントです。
リビングなど広い空間には、天井に埋め込む照明「ダウンライト」が選ばれることが多いです。天井の一部を下げて天井に光を当て、柔らかな明るさを作り出す間接照明には、空間の広がりを演出してくれる効果もあります。
寝室は枕元だけをほのかに照らすライトで心が穏やかになる空間を演出しましょう。部屋の用途やどんな雰囲気にしたいのかにあわせて、照明器具の種類や照らし方、明るさを選んでいくのがポイントです。
家と調和するインテリアを選ぼう
いかがでしたか?
今回はインテリアを選ぶポイントを中心にご紹介しました。これまで賃貸で暮らしてきた方にとって、家づくりと並行してインテリア計画を進める、というのは目から鱗だったかもしれません。
しかし、今回お伝えしたポイントを押さえてインテリアを決めていけば、本当に居心地の良い、素敵な空間になること間違いなしです。住宅会社では、インテリアコーディネーターがプランニングの段階から打ち合わせに同席し、設計士とともにインテリアをふまえた提案をしてくれる場合もあります。
自分達の好みをスクラップするなどしてイメージをまとめたら、それをプロに伝えて具体的なアドバイスや提案を受けながら、床材の色やクロス、照明、造作家具など一つひとつ決めていくのが良いでしょう。
「難しいな」「どうすればしっくりくるんだろう…」と思ったら、ぜひ遠慮なくご相談くださいね。→無料相談はこちらから。