10月改定でお得になった【フラット35】いろいろと比較してみます。
2023.08.21
2022.10.12
10月からフラット35が大きく変わり「ポイント制」になりました。それに加えて、今年の夏頃からじわじわ上がりつつあった【フラット35】の金利が10月になって下がりました。
この2つの条件を合わせることで「固定金利で!しかも少しでも低い金利で!」と考えている方にとってはピッタリな住宅ローン商品になりました。
【フラット35】S(ZEH)+長期優良住宅で4ポイント獲得→当初10年間▲0.5%の優遇の効果は?
いろいろな金融機関の10月の全期間固定金利型を比べてみます
(条件)
借入金額:4,000万円
借入期間:35年間
借入方法:元利均等払
いずれも融資手数料:借入金額×2.2%(税込)が必要(その他は金融機関によって異なる)
★【フラット35】S(ZEH)+長期優良住宅の金利(融資率9割以下、新機構団信付)
当初10年間:0.98%
11年目以降:1.48%
35年間の総支払利息は
9,335,473円
★R銀行 超長期(全期間)固定金利(借入期間30年超35年以内)
全期間:1.245%
35年間の総支払利息は
9,366,198円
★H銀行 全期間固定金利(保証料0.2%込)
全期間:1.20%
35年間の総支払利息は
9,005,810円
★I銀行 段階金利(保証料0.2%込)
当初10年間:1.01%
11年目以降:1.35%
35年間の総支払利息は
8,905,089円
固定金利を選びたいとお考えの方は、4ポイント割引適用で当初10年間▲0.5%の金利優遇を受けた【フラット35】と他の金融機関の固定金利型住宅ローンと比較してみてはいかがでしょうか?
もっと金利が低い【フラット35】「保証型」と比較してみます
【フラット35】には「買取型」と「保証型」の二つのタイプがあります。
⭐「買取型」
ローンの融資を行うのは各金融機関ですが、住宅ローン融資後にそのローン債権を住宅金融支援機構が買い取るタイプ
⭐「保証型」
各金融機関が住宅金融支援機構の保証を受けて住宅ローンを融資するタイプ
「保証型」の場合、毎月の金利は各金融機関が決定するため、頭金を多く用意できる場合はそのぶん低い金利が適用されるなど利用条件によっては「買取型」よりも有利な条件で借りることができます。
「保証型」を取り扱っている金融機関は11機関(新規受付を行っている金融機関は9機関)
その中でも注目すべきは「ARUHI(アルヒ)」のスーパーフラット35
銀行等預金金融機関以外で住宅ローンを専門に取り扱う金融機関を「モーゲージバンク」と言います。その中でも国内最大手の住宅ローン専門金融機関が「ARUHI(アルヒ)」です。
上記と同条件でアルヒが取扱うスーパーフラット35で試算してみますね。
★スーパーフラット35の融資率9割以下、団信付の場合
4ポイント割引を適用すると
当初10年間:0.93%
11年目以降:1.43%
35年間の総支払利息は
8,933,386円
★スーパーフラット35の融資率が8割以下(団信付)になってくると
当初10年間:0.85%
11年目以降:1.35%
35年間の総支払利息は
8,294,402円
★スーパーフラット35の融資率8割以下で団信に加入しない場合は
当初10年間:0.57%
11年目以降:1.07%
35年間の総支払利息は
6,098,981円
ここまでくると「変動金利では??」と疑いたくなってしまう程です?
そうはいっても、これほど大きな金額を団信なしで借りるのは心配・・・という方
一般の生命保険会社が扱う生命保険の中には、30代以下で非喫煙者健康体保険料率が適用されれば保険料をかなり安く抑えることができる掛け捨ての保険商品があります。そういった保険商品を団信の代わりに活用することで「固定金利で!しかも少しでも低い金利で!」を実現することができるかもしれません。
いかがでしたか?
2022年10月に大きく変わった【フラット35】要注目ですね!
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