アドバイザーブログ
家づくり学校 岡山校
2023.07.26
2021.06.19
因來 啓子
建築の豆知識について学んで見ましたパートⅡ
今日は、前回の工法の知識の続きをお伝えしたいと思います。木か鉄か、構造体の材料として種類がある中、今回学んできたのは、【木+鉄で建てる、第三の工法】と言われる「テクノストラクチャー」について触れたいと思います。
1993年にPanasonicで開発プロジェクトが始動され、試作をしている中、阪神・淡路大震災が起こってしまいました。その経験をもとに、さらに進化していったこの工法。
地震大国、日本では東北の震災、熊本での震災、これからは南海トラフ巨大地震が20年以内に80%も起こる確率が・・・と言われている中、これからの家づくりで無視できないのが、【耐震】。
家づくり学校では、高性能住宅の要素の一つとして、「地震に強い家を建てましょう」と話します。通常の木造在来軸組工法だと、耐震等級は1等級。最高等級の3等級だと避難所レベルのものと同等の建物となります。例えば、警察署・消防署のような建物なのですが、木造でも3等級を取ることができます。
ただ、Panasonicは、木の良いところ、鉄の良いところ、それぞれの特徴を生かしてこの工法を考えたようです。日本の気候風土に適した木造住宅の魅力を損なうことなく、新たな素材を導入して高品質・高強度な住まいを実現できる工法として生まれた工法「テクノストラクチャー」。
木造住宅だと、木は縦方向への負荷には強いけれど、横方向に使用する梁は負荷がかかると「たわむ」という弱点があると考え、その弱点を解決すべく梁の部分に木と鉄骨の複合梁「テクノビーム」を使用することで木造に強靭さを取り入れたとのことです。
確かになんだかすごく強そうですね。せっかく建てた家が地震によって倒壊してしまうのは、考えただけでも辛いものです・・・「地震に強い家」とても大切なことだなと改めて考える時間になりました。
今回お邪魔させていただいてお勉強させていただいたのは、倉敷ハウジングさんですが、工法にも色んな工法があり、これからの家づくりにおいて一つずつ知識をつけて、人生における一番高いお買い物の中で、自分達には何が一番必要かをしっかり考えながら進めていってほしいなと思っております。
コスト?デザイン?性能?・・・ 家づくりにおける優先順位、みなさんもしっかりと検討してくださいね^^
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