【本日のご相談】家と車、買うならどっちが先?
2023.10.25
2021.07.25
午前の「土地セミナー」午後の「新築セミナー」にご参加いただいた皆さん、とても熱心です。
そして、前回新築セミナーにご参加いただいたお客様がご再来いただいて、こんな個別相談もありました。
「マイホームの購入を考えているが、そろそろ車も買い替えたい」どちらも大きなお買い物だけに、どちらを先に買えばいいのかわからない。。車の購入とマイホームの購入のタイミングはどうしたらいいですか?
✅「家」と「車」どちらもローンを組むなら、住宅購入が先!
「車のローン」審査に「住宅ローン」は影響しません。が、
「住宅ローン」審査には「車のローン」が影響してきます。
どんな影響があるのか?
住宅ローンで借入できる金額が減る可能性が出てきます。
住宅ローンをいくらまで借りられるのかを表す金額を「借入可能額」と言います。この借入可能額を求める計算式は以下の通り。
「①年収」×「②返済負担率」-「③他のローンの年間返済額」=「④年間返済額」
年間返済額÷12÷「100万円あたりの毎月返済額」×100万円=借入可能額
ここで影響してくるのが「③他のローンの年間返済額」です。車のローンは、住宅ローン以外の他のローンになりますので、このローン金額を差し引かれることで「④年間返済額」が少なくなり、最終的には借入可能額が減額となります。
(例)
年収600万円のAさんの場合(借入期間:35年、審査金利:3%、返済方法:元利均等)
フラット35基準で考えると、年収500万円の場合②返済負担率基準は35%
⭐住宅ローン以外のローンはない
600万円×35%=210万円←④年間返済額
↓
借入可能額:約4,500万円
⭐車のローンを年間36万円返済している
600万円×35%-36万円=174万円←④年間返済額
車のローンがあると、年間返済額が少なくなります。
↓
借入可能額:約3,700万円
車のローン等、住宅ローン以外のローンがある場合、住宅ローンの借入可能額は少なくなると思ってください。仮に、車のローンは後一年だけしか残っていないというケースであったとしても、住宅ローンの借入をするタイミングでローンの残債があれば「③他のローンの年間返済額」として差し引かれることになります。
車のローン残高があとわずかということであれば、残りを一括返済してしまう方法を検討してみましょう。そうすることで住宅ローンの融資額を増やすことができます。
✅住宅ローンを組む前に車を購入するなら、現金一括で買う方がいいの?
世帯の年収に余裕があるのなら、ローンを組んでもOK
無理なく返済できる借入額の目安は、すべてのローンを含めて返済負担率30%以内⇇ここがボーダーライン!!
(例)
先ほどの年収600万円のAさん、車のローン返済が年間36万円あるケース
600万円×30%=180万円←車のローンも含めた年間返済額と考えると、
↓
住宅ローンの借入額の目安→約3,100万円まで
上記に加えて、配偶者の年収200万円も合算して考えるなら・・
世帯年収は800万円となり、
800万円×30%=240万円←車のローンも含めた年間返済額と考えると、
↓
住宅ローンの借入額の目安→約4,400万円まで
Aさんご家族が住宅購入にあたって、住宅ローンの借入額を4,000万円と考えているのであれば、
Aさん一人の年収しかない場合は、車のローン利用はNG
Aさんと配偶者の年収を合算して考えることができるのなら、車のローン利用もOK
ただし、返済負担率が年収の30%以内はあくまで目安です!返済負担率が年収の30%ギリギリになってしまうことになれば、返済が苦しくなることも十分考えられますので、ライフシミュレーションを作成して、無理なく返済していけるかどうかを確認してみることが大切です?
マイホーム取得にはいろいろな不安がつきものです。家づくり学校の個別相談では、アドバイザーがあなたに寄り添い、家づくりにおけるお悩みを一緒に解決いたします。
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