住宅ローン「毎月の返済額はどう決める?」
2023.10.23
2020.10.07
住宅ローンを利用するにあたって、借入額を決めるのは自分です。とはいえ、いきなり決められるものではありませんよね・・正直、借入額が大きすぎて、イマイチ実感がわかないというか、ピンとこない方が多いのではないでしょうか?そこで、実感しやすい「毎月の返済額」から住宅ローンを検討してみるとわかりやすいのではないでしょうか?
毎月の返済額の決め方として、
絶対NGなのが、
「借入可能額」から逆算して「毎月の返済額」を決めることです。銀行の示す「借入可能額」は、「無理なく返済できる額」ではないからです。
要注意なのが、「毎月の返済額」が「返済負担率20%」なら必ず安心というわけではないということです。住宅関連以外の支出が多ければ毎月の返済が困難になってしまうからです。
毎月の返済額は「収入」だけでなく「支出」も合わせた「収支」で考える
まず、
①現在の住宅関連費用(家賃、駐車場代、管理費、光熱費など)をリストアップして計算してみます。
②毎月、いくらの貯蓄ができているかを計算してみます。
この①+②の合計額を住宅購入後の家計に当てはめてみます。
例えば、
【住宅購入前】
①現在の住宅関連費:8.5万円
②光熱費:2.5万円
③毎月の貯蓄額:9万円
合計:20万円
【住宅購入後】
■毎月の住宅関連費
①毎月の返済:?
②修繕積立て金:10,000円
③固定資産税(目安):10,000円
④光熱費:?
■将来の積み立て(教育費、自動車購入費用など):50,000円
■貯蓄(月収の5%):22,500円(最低5%は確保したいです)
合計額20万円から、購入後に必要な金額の合計(1.0万円+1.0万円+5万円+2.25万円=9.25万円)を差し引くと、残りは・・
→10.75万円となります。
ここから、光熱費がいくらかかるのか?
これによって、住宅ローンの毎月の返済額が変わってきます。
今まで通りの光熱費:2.5万円
→毎月の返済額:82,500円
省エネ住宅で光熱費を抑えることができたら、光熱費:1.5万円
→毎月の返済額:92,500円
⭐ポイント①
今回の例の場合、光熱費が今までと同じならローンの返済額は今までの家賃とほぼ同じです。いわゆる「家賃並みの返済額」ということになります。ですが、修繕積立金や固定資産税が増えた分、毎月の貯蓄額が減っています。
家を建てたい人がよく口にされるフレーズ
「家賃がもったいないから、住宅ローンの毎月の返済額が家賃並みなら、家を買った方がお得」
残念ながら、一概にお得とは言えないかも、、ですね?
⭐ポイント②
家を建てた後の「光熱費」によって、毎月の返済額は変わってきます。毎月の返済額が1.0万円アップするということは「借入額」が約300万円ほどアップするということです。つまり、負担感は同じでも、お家はグレードアップする可能性が。ちなみに、省エネなお家にするということは、住み心地が良くなるということです?
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