コロナの影響で返済が厳しくなったら・・・
2023.10.25
2020.09.20
今年は新型コロナウィルスの影響で収入が減った方も多いと聞きます。こんなふうに、思いがけないことで収入が減って住宅ローンの返済がきつくなった場合の対応方法は?
何はさておき、先ずは「金融機関に相談」です!
絶対に避けていただきたいことは、
『引き落としができなくて延滞してしまう』ことです。
経済状況の変化や、病気やケガなどで返済が困難になった場合の金融機関の対応策としては、以下のような方法があります。
■返済期間を延長する
返済期間を延長することで、毎月の返済額を減らすことができます。例えば、住宅ローンの残債が3,000万円あり返済期間があと30年残っている場合、返済期間を5年間延長してもらうことで、毎月の返済額を9.8万円から8.4万円に減らすことができます。
■一時的な返済の猶予を受ける
当面の間、利息のみの支払いにしてもらう。そうすることで、毎月の返済額が半分以下に減る可能性があります。どういう条件で、どのくらいの期間の返済猶予が認められるかは個々のケースで異なります。
要注意!!
上記2つのいずれの方法でも全体的な返済額が減るわけではないので、総支払利息は当初の計画より増えることになります。
■ボーナス返済の見直し
予定していたボーナスが支給されなくなった場合、ボーナスの返済月の変更、ボーナス返済分の内訳の変更、ボーナス払いを取り止めるなどの対応が可能です。
遅滞が発生した場合のリスク
上記にも挙げた返済の猶予などの措置が受けにくくなってしまいます。
また、優遇金利の適用が受けられなくなる可能性もでてきます。そうなると今後はずっと高い金利が適用されることとなり、毎月の返済額が増えてしまい、ますます返済が困難になってしまう・・そんな悪い循環に陥ってしまうことになりかねないのです。
借り換えればいいのでは?
残念ながら、延滞が発生した後では、借り換えに応じてくれる金融機関はまずありません。
経済状況の変化や、病気やケガなどで返済が困難になった・・・というときには、
住宅ローンを借りている金融機関にまず相談!!状況を説明して交渉することが大事です。将来にわたってちゃんと返済を継続していけると金融機関が判断すれば、返済方法の変更などの処置に応じてくれる可能性があります。
間違っても、カードローンを利用して返済をしようとしたり、消費者金融に頼ってりしないでくださいね!!
特に今回の新型コロナウィルスの影響を受けた方には、柔軟な対応を図るよう金融庁から各金融機関に要請を出ています。返済が厳しくなったら、先ずは金融機関に相談です!!
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