建物と土地だけじゃない!?それ以外にかかるお金って?
2023.10.25
2019.01.07
本日いらしたお客様が言われました。
「家づくりって、家以外に結構お金がかかるんですね!自分たちが考えていた予算の中で、自分たちが思っている家にすると、買いたいと思っていた家具が買えなくなります・・・」
と、少し寂しそうでした。
だからと言って、予算を増やすことはできないのでどうしたらいいですか?
総予算が3,000万円だとしたら、
土地の予算が1,000万円であれば、家に2,000万円かけることができる??
残念ながらそうはいかないんですね。
家の建築の総額は、建物本体工事費+付帯工事費+諸費用+消費税の合計額
その内訳は
付帯工事費が、建築総額の15%~20%
諸費用・消費税が、建築総額の5%~10%
と、考えると
建物本体の工事費は建築総額の70%~80%ほどになります。
付帯工事費って?
家づくりでは、建物本体の工事以外にも、いくつかの工事が発生します。
・古屋の解体工事・・建替えの場合、古い家屋を解体して廃材を撤去する工事
・屋外給排水工事・・道路から敷地の中まで給排水を引き込み、建物との接触まで行う工事
・造成・整地工事・・土地を整地したり、高低差のある場所に擁壁を作ったりする工事
・屋外電気工事・・・敷地の外から敷地まで電気配線を引き込む工事
・地盤改良工事・・・軟弱な地盤を固く改良するために、杭などを打ち込んで安定させる工事
・屋外ガス工事・・・道路から敷地の中までガス管を引き込み、建物との接続を行う工事
・仮設工事・・・・・工事のための足場を組んだり、現場の電気・水道を引き込む工事
・外構・造園工事・・駐車場をはじめ、庭や門扉、アプローチ、塀などを作る工事
諸費用は?
諸費用としては、各種税金やローン関連費用、火災保険料などの支払いが発生します。これらを諸費用と呼び、住宅ローンではまかなえないため、現金で用意しておく必要があります。
①登録免許税
家づくりにあたり、法務局に対して「登記」の申請を行います。新しい家が完成したら、1ヵ月以内にどのような建物であるかを示す“表示登記”を行い、誰が所有者かを示す“所有権保存登記”を行います。また、住宅ローンを借りた場合は“抵当権設定登記”を行い、返済し終えれば“抹消登記”をします。これらの登記をする際にかかる税金が登録免許税です。
②印紙税
家づくりにあたり、建築を依頼した会社や、住宅ローンを借りる場合は銀行などと契約書を交わします。これらの契約書を作成する場合に「印紙税」が課せられます。
③不動産取得税
家を新築するなど、不動産を取得したときに課税されるのが「不動産取得税」です。不動産の価格に、一定の税率をかけて計算します。
④住宅ローン手続き費用
- 事務取扱手数料…ローンを受ける金融機関に支払う事務手続きの手数料
- 保証料、保証事務取扱手数料…ローン返済不可能となった場合に備えて、連帯保証人の代わりに保証会社に保証を依頼するために支払う費用
- 団体信用生命保険料…万一、返済の途中で加入者が死亡または高度障害状態になった場合に、保険金で住宅ローンの残額が返済される保険の保険料
- 抵当権設定登録免許税…上記「登録免許税」の項参照
- 印紙税…上記「印紙税」の項参照
- 司法書士報酬…住宅ローンを利用して住宅や土地に抵当権を設定する場合、法務局への登記申請を司法書士に依頼するときに支払う報酬
⑤つなぎ融資費用
つなぎ融資とは、住宅ローンが実行されるまでの間、一時的に借り入れる融資のことです。つなぎ融資に関わる費用は、契約時の印紙代、手数料、利息などです。
⑥火災保険料
⑦家を建てる地域や条件によっては、その他、負担金が必要な場合もあります。
これら諸費用は現金で用意しておきましょう!
その他にも、
建て替えの場合は仮住まいの費用、引っ越し費用、地鎮祭や上棟式などを行う場合は式祭典費用、近隣への挨拶の時の手土産代、インターネット工事費用などが必要となります。
これらも現金で用意しておかなければなりません。
家以外にどんなお金が必要なのか、チェックしておきましょう!!
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介