BLOG

アドバイザーブログ

家づくり学校福山校

“注文住宅の基礎知識”の記事一覧

2023.11.03

2023.11.15

山根孝二

【２０２３年住宅トレンド】「高気密・高断熱」「平屋」「太陽光発電」

福山校

アドバイザー日誌

まだまだ夏日のある異常な１１月。気候からは実感が薄いですが、今年も残るところあと二ヶ月。少し早いですが、２０２３年の住宅関連におけるトレンドを、家づくり学校に来店されるお客様からの印象を含めてまとめてみます。

平屋

「平屋回帰」というワードでも注目を集めているように、ここにきて平屋ブームが到来しています。家づくり学校に来店されるお客様の中にも、可能であれば平屋にしたいというお客様は少なくありません。

平屋のメリット

シンプルな動線
将来的な無駄部屋の解消
老後の暮らしやすさ
建設費用や光熱費の削減

シンプルにワンフロアにまとまめることで、一言で言えば「合理的」な暮らし方ができるのが平屋の特徴。お子様が巣立った後の住まいとして考える方は、特に平屋のメリット部分が強調されますが、子育て世帯の方でも、将来、お子様が巣立った後のことをイメージして、平屋スタイルを求める方も多くなっています。

また、「平屋＝高額」というイメージが強い印象もありますが、実際は、二階建ての家と比較してコンパクトな大きさにまとめることができるため、総費用に大きな差はありません。二階建てと同等の面積を求めれば割高になるというだけです。

コンパクトになれば、当然、無駄な光熱費を使う必要がなく、省エネという観点からも、平屋人気が上昇している理由は納得できます。

平屋のデメリット

広い敷地が必要
日当たりが心配
水害の際の避難場所（二階）がない

必要な部屋をワンフロアにまとめるため、二階建ての家より建坪が広くなる傾向があります。そのため、建ぺい率の関係もあり、求める延べ床面積によっては、二階建ての家を建てるよりも広い土地が必要になります。

また、高さが低いため、周りの建物によっては全ての部屋への日当たりを遮られる可能性があります。部屋への日照以上に気がかりなのは、太陽光発電を検討される方。低い位置での設置となると、取得できる太陽光は二階建ての家より少なくなってしまいます。平屋を検討される方は、使用する土地環境にも気を付けたいところですね。

太陽光発電＆蓄電池＆電気自動車

東京都では、新築住宅における太陽光パネル義務化条例が２０２５年から施行されます。いよいよ「太陽光発電」が当たり前の時代が到来です。

そうなると追随するのが「蓄電池」。まだまだ高額機器のため、安くなるまで待った方が良いという声もありますが、一方で、もうあまり安くはならないだろうと予測している住宅関係者がいるのも事実。後付けする際に掛かる人件費や施工設備費などを考えると、新築工事と併せて設置した方が良いと考える方も増えているのが現状です。

更に「電気自動車」という未来を考えると、蓄電池は大きな役割を果たし、家庭の電気代だけでなくガソリン代を節約できるという、大きなメリットになってきます。もちろんタダではありませんので、何年で機械代がペイできるのかをしっかり把握した上で購入する必要があります。性能の悪い家では、大きな太陽光パネルを乗せることが前提となり、ペイできる期間は必然と長期になってしまいますよ。

高気密・高断熱

２０２３年１月に請求がきた電気代、劇的に高かったことを覚えていますか？例年の１.５倍や２倍、中には住んでいる賃貸アパートの家賃より高額な光熱費になったという声も耳にしました。皆さんの意識が一気に「省エネ」というキーワードに向いた瞬間でもあり、各メディアの情報番組などでも、省エネグッズや省エネのための住まい方を特集するなど、如何に光熱費を減らす方法を見つけるかという意識が間違いなく強くなりました。

窓の性能を上げるために「窓リフォーム」の認知度が上がったのも、今年初めのことでした。確かに、既に家を建ててしまった方にとって窓リフォームなどは有効な手段です。窓は家の中で最も多くの熱が出入りする場所。ここをしっかり対策することで、住み心地は確実に変わります。しかし、エアコンが効きにくい原因は窓の性能だけではありません。家全体を覆う壁の中の断熱性能、更にはその断熱の施工の仕方によって発生する“隙間”が大きく影響していることを忘れてはいけません。

多くの隙間が空いた家と、しっかり気密が取れた隙間のない家。その違いを知るには、体感することが一番です。但し、どの住宅会社がしっかりとした断熱施工ができるのか？何を基準に判断したら良いのか？ここは、一般の消費者の方には正確な情報が中々入りません。入ってくるのは住宅営業マンから聞いた、根拠のない性能の話だけの場合が多くあります。確実な情報、正確で客観的な情報収集をするために、是非、家づくり学校を利用してみてください。

◆福山校のセミナー一覧はコチラ

◆個別相談ついて詳しくはこちらから

◆電話でのお問い合わせはコチラ⇒084-961-3577

オンライン個別相談も承り中です。