アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.12.10
2023.12.06
山根 孝二
【お客様事例】土地探し、住宅会社選びのポイントを整理
土地探し、住宅会社選びには、それぞれ抑えておきたいポイントがあります。家づくり学校で私がご対応したお客様の事例を元に、ポイントを整理しておきましょう。
Y様の家づくり計画
予算
自己資金と借入を合わせ3,800万円。援助資金が出る可能性もありますが、現時点ではあまり期待はされていませんでした。
土地
土地については、ご主人の職場へのアクセスを考え、通勤に便利なエリアを希望されていました。利便性の良い土地なので、当然坪単価はそこそこの金額。幅はありますが、坪25万円程度は見ておいた方が良いエリアでした。
建物
家づくり学校で勉強していただいた結果、Y様は見た目のデザインより「家の性能」が大切だということに気づきました。福山で高性能住宅を建てるとすると、最低でも坪65万円、選択肢を広げるためには坪70~85万円までは見ておきたいところです。坪70万円の家づくりをするにしても、33坪2階建て(4人家族の平均的な大きさ)だと、税込で2,500万円は超えてきます。土地代を1,250万円(50坪×坪25万円)と想定し、諸費用を含めると4,100万円を超えてしまい、Y様の予算3,800万円を超えてしまいます。
土地探し・住宅会社探しのポイントから見えるY様の軌道修正
土地エリアの変更
ポイント
お子様の学区や実家の近くなど、エリアを限定している方は別ですが、そうでなければ、エリア変更によって価格を抑えることができます。また、100%満足できる条件の土地はないと思ってください。7割を満たせば御の字です。多少のデメリットは、住宅会社の設計力でカバーもできるため、例えば南向きではないなど、多少のデメリットと感じる土地でも、見方によっては全く問題のない土地が安く売りだされているケースもあります。
Y様の軌道修正
坪単価25万円のエリアで検討していたY様。坪単価20万円のエリアに変更するだけで、250万円の予算削減につながることに気づきました。「通勤の利便性」という軸は持ちつつ、極力価格が抑えられるエリアまで候補を拡大することで、住宅会社選択の幅が出てきました。
建物をコンパクトに
ポイント
33坪が4人家族で暮らす平均的な大きさですが、あくまでも「平均」です。28坪、30坪で4人家族。30坪で5人家族というご家庭は多くあります。要は、間取りの組み方次第です。壁が多くゴチャゴチャした間取りの30坪と、壁も少なく、家事動線、生活動線がしっかり考えられたシンプルな間取りの30坪では、同じ大きさでも感じる広さは全く異なります。
Y様の軌道修正
4人家族のY様ですが、「和室スペースは欲しいけど和室はいらない」「子供は巣立つので、無駄に広い子供部屋は必要ない」など、よりコンパクト化していく方向で検討し直すことにしました。たった3坪減でも200万円以上の予算が削れることになります。
更に言えば、Y様はあまり期待していない「援助資金」というのも、500万円や1,000万円と多額を期待せずとも、100万円でも200万円でもと考えれば、もしかするとお願いできる可能性も出てきます。漠然としたお願いではなく、具体的な金額を示してお願いしてみてください。
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