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2024.02.03

2024.02.07

山根孝二

３年連続ワースト１・・・広島県の転出超過問題

福山校

アドバイザー日誌

広島県民として、この話題に触れないわけにはいきません。先日、２０２３年国内の人口移動報告が発表され、残念ながら広島県は３年連続で全国最多の転出超過県となってしまいました。

転出超過とは、転入者の数を転出者が上回る状況であり、人口が減少傾向にある証であるとともに、その都道府県の魅力低下が反映されているという見方もできます。

広島県は魅力がない？

島根県出身である私にとって、広島県は魅力的なところが満載の地です。観光地や娯楽施設など、島根県にはない魅力がたくさんあります。しかし、県民からはこんな声が聞こえてきます。

娯楽施設が少ない
働きたいと思える就職先が少ない

私からしたら贅沢な要求にも思えますが、住んでいる方、生粋の広島県民からすると正直な感想なんだと思います。実際、私が島根県を出て福山市で働いている理由の中に、同じ理由もあります。

一方、娯楽施設がもっとあれば、働き口がもっとあれば、一度県外に出ても広島に戻ってきたいという声が多数あるのも事実。当然、生まれ育った故郷が嫌いになったわけではありません。

問題は？

人口が減少している日本の中で、転出超過の地域があるのは当然です。問題はこの現象が３年続いているということ。“超過”は仕方ないとしても、全国ワーストが３年連続という状況はなんとかしないといけませんよね。私が言える立場ではありませんが、少しでも多くの方が広島県、その中でも福山市、東広島市という地域を中心に終の棲家を築いて欲しいという思いもあり、家づくり学校で後悔しない家づくりを普及しています。

広島県民のパワー

福山市に住んでいると、「娯楽施設がない」「魅力的な働き口がない」のであれば、「新しく作り出せばいい！」という地域の雰囲気を感じることがあります。飲食店など、なかなか定着し難い街と言われることもありますが、若年から中年層の人々を中心に、何かを作り出そうとするパワーは間違いなくある街です。

これは福山市以外の市町村にも言えること。広島県の魅力の一つでもあるのではないでしょうか。

現在、広島県にお住まいの方、今一度、自分が住んでいる地域の魅力を探してみてください。ショッピングモールや娯楽施設も確かに魅力的な要素ですが、その街に活気があれば、この先必ず魅力は増えていきます。ハード面だけでなく「人」というソフト面も含めて地域の魅力と考えれば、広島県という地域は全国でも上位にランキングされるのでは？そんな気持ちをもって、自分が住んでいる地域を誇りに思える人が増えるといいなと、このニュースを見て感じています。

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