アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.07.26
2018.06.09
山根 孝二
住宅性能は細かい気配りの積み重ね
住宅の性能と言えば、断熱・気密や耐震、耐久性など様々な要素がありますが、それぞれ使用する材料や工法には、その性能を最大限に発揮するための施工マニュアル、基本概念があります。この基本を疎かにする施工など言語道断ですが、マニュアルで示されていること以上の施工を行うことで、家の性能は更に良くなるんです。
先日お邪魔した住宅会社さんのモデルハウス。設置してあるエコキュートの中を覗かせていただきました。
これはエコキュート内部の水やお湯が通るパイプ。水道管などと同様、極寒の冬には凍ってしまう可能性があるため、このパイプにも断熱を施します。エコキュートの基本的なマニュアルでは、写真の突起物(左は白、右は黒)の下の部分まで断熱材を巻きつければ良いとお聞きしました。しかしこの住宅会社さんでは断熱材に切れ込みを入れ、突起物の横の部分まで断熱材を引上げ、下にズレ落ちないように断熱材を縛り付けています。こうすることで少しでも保温できる部分の面積を多く取り、凍結することを防ぐことにつながります。
マニュアル通りに作業を行えば問題はありません。しかし、マニュアルはあくまでも基本的な作業を示したもの。応用を取り入れれば更なる効果を発揮する要素もあります。
今回はエコキュートを例に取りましたが、家本体の断熱などについても同様のことが言えます。しかも1ヶ所や2ヶ所の話ではありません。細かいところまで目の行き届いた作業を行っている住宅会社かどおか。その気配りがどんな効果を発揮するかを理解していなければ気づくことさえできない領域です。
そんな住宅会社を見つけることができていない方。何が気配りなのかがわからない方。家づくり学校を是非ご利用ください。
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