アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2023.02.06
山根 孝二
住宅性能を上げるとコストが下がる?健康を見据えた家づくりのススメ!
住宅性能を上げると建築コストは上がります。但し、視点を変えれば下がるコストがあることを覚えておく必要があります。その一つとして「健康」について触れてみます。
日本人の平熱は低体温化
東京大学医学部の田坂定孝教授が60年ほど前に出した統計結果によると、当時の日本人の平熱は36.55~37.23℃の間とされていましたが、現在では35.8~36.2℃前後と低体温化が進んでいるそうです。
その理由の一つとして挙げられるのが「運動不足」。
筋肉から生み出される熱量が低下することにより、必然的に体温が低下しているという理論ですね。
低体温による免疫力低下
1℃の体温変化で免疫力が30%も変わる、これは良く聞く話です。体温が1℃下がれば病気のリスクが高まるということになります。
例えば、体温が低いと血流が悪くなります。新潟大学名誉教授の安保徹先生は、がん細胞が好む条件として低温・低酸素・血液が酸性に傾くという3条件を挙げられていますが、正に低体温の招く血流の悪さは、がん細胞が活発化してしまう条件に当てはまります。
住宅性能との関係性
敢えて言わなくてもわかると思いますが、住宅性能、その中でも快適性を重視した家づくりは、健康体をつくることにつながります。
部屋の温度差が少なければ血圧の乱高下を防ぐことができ、ヒートショックが起こりにくいことは当然ですが、そもそも安定した温度帯で、特に寒い冬場を過ごせることは、何より我々の身体にとってメリットになります。
例えば、寒い家に住んでいることで日常生活での運動量が圧倒的に減少。こたつに入りっぱなしの生活になるか、冬でも薄着で家を歩き回れる環境なのかは、何れ大きな差となって現れます。
コストとの関連性
健康とコスト・・・いまいち連動性のない言葉ですが、「健康になれば医療費が掛からない」と言えば分かりやすいはずです。風邪をひいて薬を出してもらうぐらいでは実感しないかもしれませんが、回数が積み重なればそこそこの金額になります。大きな病気をして入院でもすることになれば、生活費を削ってまで医療費を支払う必要が出てくることもあります。
「高性能住宅は高い」というイメージがありますが、果たしてそうでしょうか?医療費以外にも下がるコストはまだあります。
- 高性能住宅 低性能住宅
- 建築コスト 高い 安い
- 医療費 安い 高い
- 光熱費 安い 高い
- メンテナンス費 安い 高い
昨今、光熱費の高騰が家計を直撃しています。だからこそ住宅の”性能”に目が向いているこの状況は適切であり、性能を考えた家づくりをする人が増えると良いと思っています。
更に「健康を考えることでコストは下がる」という意識を持ち、健康で快適な家づくりを考えてみることをおススメします。
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