アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.21
2023.03.26
山根 孝二
住宅会社の見極め方~バスツアーより~
人生最大の買い物であるマイホームを、信頼できる住宅会社に任せたいのは当然です。「信頼」とはネームバリューなのか、完成した家の性能なのかは人によって求めるものが異なりますが、安心して任せることができる住宅会社の見極め方にはポイントがあります。
先ず前提としてお伝えしたいのは、
住宅会社や営業マンによって、家づくりの知識や経験は絶対的に異なる
ということ。お金を出せばどこでも最高の家づくりをしてくれる・・・というのが大きな間違いです。
これは、先日家づくり学校で開催した「セミナー&バスツアー」の様子。午前中は知識を学ぶセミナーを聞き、午後からは完成物件や構造現場を体感します。
「構造見学会」を開催する住宅会社さんも増えていますが、この見学会で見るべき、聞くべきポイントは、断熱や気密の考え方と結露対策。「家づくりの途中ってこんな感じなんだぁ~」ぐらいの見学なら時間の無駄です。
この工務店さんでは、スイッチボックス周辺からの熱や湿気の出入りを防ぐために、プラスチック系のカバーを使用しています。特に「気密性」を考えた家づくりでは、中途半端な施工は逆に結露の原因となります。徹底した施工の意識が必要となります。
この見学の中で、住宅会社を見極めるポイントのヒントを幾つか聞くことができました。
①結露対策
これは上述したように、気密性を見ている会社であればあるほど重要なポイントです。気密測定を実施してC値=1を切る会社は年々増えていますが、結露対策について詳しく説明できる会社がどれほどあるか・・・。しかも、その説明がその会社の経験値から蓄積された情報なのか・・・。ここは見極め、聞き分けのポイントの一つです。
②補助金等の知識
今回見学させてもらった家は「ZEH+」の補助金を申請中とのこと。家づくりをするにあたり、国や自治体が用意する様々な補助金がありますが、それを知っている会社と知らない会社では、最終的に損をしてしまうこともあります。家を建てる方が少しでも有意義なお金の使い方ができるよう、補助金等のアドバイスができる住宅会社を選びたいですよね。
③プロだからこそのアドバイスや制限
「お客様の要望は何でも叶えます!」聞こえは良いキャッチコピーですが、完成する家は本当に大丈夫?と心配になります。柱と柱の間隔など、耐震性を考慮するとどうしても制限が生じてしまうこともあります。もちろん建築基準法を無視した設計をする住宅会社はありませんが、法律はあくまでも最低基準で設定されています。お客様の要望に制限がかかったとしても、プロの目線で指摘・アドバイスをしてくれる方が、安心した家づくりができるのではないでしょうか?もとろん、制限の変わりに別の選択肢を用意してくれる会社は更に魅力を感じます。
このブログの内容だけで、わかった気になってはいけません。実際に基準となる住宅会社の見学会を見ておけば、正確な住宅会社の見極め方がわかります。家づくり学校にお越しいただくお客様は、漏れなくその基準を習得していますので、お気軽にご利用ください。
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