アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2022.06.21
山根 孝二
【福山補助金】「木造住宅耐震診断費補助制度」を活用して安心・安全な住まいを!
この数日で石川県や北海道など立て続けに地震が発生。他人ごとではなく、自分が住んでいる地域でも、今日、明日のうちに大地震が起こる可能性があると思うべき時代です。福山市では、より多くの方が地震の被害を最小限に抑えられるよう、既存住宅に対する耐震診断費用を補助する制度を設けています。
「木造住宅耐震診断費補助制度」の概要
地震の際の住宅の倒壊等による被害の軽減を図るため,市民の皆さんが自ら行う,一定の要件を満たす木造住宅(戸建住宅または併用住宅)の耐震診断について,福山市木造住宅耐震診断資格者が実施する耐震診断に要する費用の一部を補助する制度です。(福山市ホームページより)
要するに、既存住宅における耐震診断費用に対する補助金が出るという制度。お金が掛かるから・・・という方には、先ずこの補助金を利用して、ご自宅の現状を知っていただきたいと強く思います。
対象者
- 補助を受けようとする建築物の所有者であること
- 市税の滞納がないこと
ごく当たり前の条件です。建物の名義が異なる場合は、名義変更や名義人からの申請が必要となります。
対象建築物
- 1981年(昭和56年)5月31日以前に着工された戸建木造住宅 ※店舗等の用途を兼ねる住宅の場合,延べ面積の2分の1以上を居住の用に供するものに限る。
- 構造が木造在来軸組構法であること ※ツーバイフォー構法,プレハブ工法は除く
- 地階を除く階数が2以下であること
- これまでに同一事業の補助金交付を受けていないこと
「1981年(昭和56年)5月31日以前」とありますが、これは「旧耐震基準」という古い耐震基準の時期を示しています。
旧耐震基準(~1981年5月31日):震度5程度の地震に耐え得る
新耐震基準(1981年6月1日~):震度6強の地震で倒れない
更に2000年(平成12年)には建築基準法が大きく改正され、2005年、2006年と耐震に対する促進施策、努力義務は年々厳しくなってきています。厳しくということは、安全が高まっているということです。
決して新耐震基準だから大丈夫ということではありませんが、特に旧耐震基準に該当する建物にお住まいの方は、耐震診断をおススメ・・・ではなく、絶対にするべきレベルだと思ってください。
補助金の額
耐震診断に要する費用(上限は3万円)の3分の2以内(上限は2万円)
そもそも耐震診断費用の相場は幅がありますが、この福山市が対象としている「一般診断」の内容だと、10~40万程度となるようです。
この上限・・・福山市さんもう少し頑張って!と正直思いますが、命を守る診断費用として、数万から数十万の出費は高くないと思うべきです。
診断資格者の選定
この補助金、誰が診断をしても出る補助金ではありません。福山市が認定する有資格者名簿の中から選定する必要があります。
福山市木造住宅耐震診断資格者名簿はこちらから
先ずは、昔の耐震基準と現在の耐震基準が違うということを認識し、近年の大地震による被害を思い出してみてください。TV映像を通しても、古い家の倒壊は免れる可能性は低いことを目にしていると思います。他人事だと思わず、先ず診断をして判断をしてみましょう。
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