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アドバイザーブログ

家づくり学校高松校

“注文住宅の基礎知識”の記事一覧

2024.10.29

2023.01.27

小西真美

【建物見学】パッシブハウスを見学してきました！

高松校

見学訪問

5年ぶりに高松の地に戻ってまいりました！ということで、早速各住宅会社さんの建物見学を連日行っております。何といっても寒い季節には建物見学がピッタリです。最近では高断熱・高気密住宅が当たり前とされていますが、分かりにくい専門用語や数値など様々です・・・。確かにそれらも大切な要素にはなりますが、「体感して快適だったか？」これに勝るものはありません！

ということで、この場で各社建物見学の簡易的なレポートをお届けしますね。

6帖用ルームエアコン1台でも快適！

訪問日は外気温6℃と良い感じの寒さでしたが、玄関ドアを開けるとふわぁ～っと暖かい空気に包み込まれるような快適さを一瞬にして感じることができました。新人アドバイザーの樋本もびっくり仰天！笑

和室に設置された床下エアコン（6帖用）1台のみが稼働していましたが、直接エアコンの風が当たることはなく、足元からじわ～っと暖かさを感じます（表現が難しいのですが、伝わるでしょうか）。家中どこも床面が冷たくなく、温度差も一定に保たれていました！

これに加えて南面に設置された窓から自然エネルギーのお日様をたっぷりと取り込み、こちらも暖房効果に繋げる設計が施されていました。これぞパッシブ設計ですね！

写真があると分かりやすいのですが・・・1回は主寝室に和室、LDK、水回りがあり、温度差の無い空間が保たれているので、回遊動線（キッチン→お風呂・洗面→玄関→キッチン）を採用して家事が楽になるような設計でした。キッチンもアイランド型でリビング・ダイニングとの行き来がしやすいタイプです。実際に暮らすことを想像しながら見学すると、便利で使い勝手がいいだろうなと感じます。

2階は階間エアコン（6帖用）を採用！

2階に上がると収納スペースの一角に1階で見た形と同様でエアコンが設置されていました！これが階間エアコンというやつです。新住協という団体を立ち上げられた鎌田教授が発案されたようです。1階と2階の間に冷風と温風を流す仕組みになっており、主に夏場にはこちらの1台のみで全体の空調を賄う予定と仰っていました。

そういえば1階の天井部分に気になる送風口（写真がなく申し訳ありません！）があったのですが、こちらは2階の階間エアコンの冷風や温風を1階へ引っ張るためのものだったようです。

通常の考え方だと冬場は1階の床下エアコン、夏場は2階の階間エアコンを稼働させるイメージですが、徹底的に考え抜かれた設計から年中2階の階間エアコン1台のみでも過ごせる想定をされているようです！

これまでの経験と実績から徹底的に計算された家づくりに感銘を受けるばかりです！大変勉強になりました。