アドバイザーブログ
家づくり学校 岡山校
2024.07.10
2024.04.17
中西 弘明
パッシブデザインのお家を見学してきました
桜満開の4月8日、マツミ住宅さんが手がけたパッシブデザインのお家を見学させていただきました!
パッシブデザインとは
パッシブデザインとは、高断熱・高気密をベースに、太陽の日射を冬はしっかり入れて室内を暖め、夏は不必要に入れないようにして涼しく過ごせるようにしたりと、自然の力を生かす設計手法のこと。光だけでなく風も利用して、少しのエネルギーで快適に暮らすことができるお家になります。
濃いグレーのガルバリウム鋼板のお家ですね。自転車置き場は施主さんの好みで杉の焼き板が貼ってあります。スッキリしていて私は好きな外観です。
外付け日射遮へいの効力とは
1階の窓には外付けのシェードがついていますね。これで夏の日射をカットします。2階にも上から降ろすシェードがありました。これ、付ける付けないで冷房費がかなり変わりますよ。エアコンの室外機が家じゅうで2台しかなかったので設計士に念のため聞いてみましたが、「家じゅうで冬1台、夏も1階1台、2階1台の2台で十分」とのこと。素晴らしい温熱環境設計です…。
この外付けシェード、室内から外を見た感じですが、外が全く見えないわけではありません。もちろん冬はシェードをつけませんので明るく、日射がしっかり入ります。また、壁、天井の断熱はお聞きしたところかなり厚みがあるので、外気温の影響を受けにくく、エアコン2台でいけるのも納得です。
自然素材、造作家具も魅力
リビングの床は無垢のニュージーパインが貼ってありましたが、表面加工がされてあり、足触りが気持ち良かったですね。無垢材って掃除が大変ではと聞かれますが、そうでもありません。ちなみに私の場合は固く絞った雑巾がけをたまに(年数回)するくらいです…。
造作のキッチンも見どころの一つでした。幅広めのカウンター、しっかり収納できる棚とキッチンが一体になっていて、とても機能的です。最近はキッチン中も広めなのが多いですが、ご夫婦で一緒にキッチンに入ることが増えてきている時代背景もありますね。
持続可能な家づくりとは
シンプルなデザインで無駄なスペースがなく温度差のない居心地のいいお家でしたが、何より日射、通風、光熱費、耐震の各シミュレーションの上、高効率給湯機、太陽光など少しの設備により小さなエネルギーで省エネに、安心安全に暮らせることが最大の魅力です。
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