アドバイザーブログ
家づくり学校 東広島校
2024.03.10
2024.03.14
山根 孝二
意味のある見学をするには?目に見えない部分を知ってこそ家の本質がわかります!
住宅会社が開催する見学会や総合住宅展示場。先ずは実際の建物を見学!と、行ってみたけど何が何だかわからない。。。皆さんは物件見学をして何を学んでいますか?「キッチン素敵!」「床の素材が素敵!」この程度では、見学する意味はありません。
例えば、その会社がどんな考えで家づくりをしているか。こだわりの素材について、深く研究しているからこそおススメするのであって、カッコいいから、キレイだからという視点だけで素材を選ぶと、後々、メンテナンス費用が膨らんだり、多くのメンテナンスを行うことになってしまいます。
壁の中はどうなっているのか?家の構造、断熱なんて、どこで建てても一緒と思っている方。きっと後悔してしまうことになります。表面的な飾りや素材感より、壁の中で家づくりは決まります。目に見えない部分が大切であり、ここをいい加減に考えていると、大きな代償を払うことになってしまいます。
例えば。換気システムなどをスケルトン状の模型で説明してくれる会社もあります。分かり易いですよね!「換気」と言っても、賃貸アパートにある換気のイメージで考えてはいけません。空気を入れ替えるだけの換気もあれば、温度や湿度まで調節してきれいな空気を入れてくれる換気もあります。なぜそんな仕組みが必要なのか?どんな効果があるのか?など、しっかり理解して説明できる会社かどうか。質問をしたことに的確に答えてくれる会社かどうか?によって、皆さんの家づくりは大きく変わります。
断熱についても重要です。こちらも実際の断熱材や構造模型で説明してくれる会社だと理解しやすいですよね。40~50年前だと断熱材が入っていない家も当たり前にありましたが、現代の家づくりでは、断熱材が入っているのは当たり前。しかし、ただ入っているだけでは十分ではありません。
断熱材にも種類がありますが、その住宅会社が何故その断熱材を選んでいるのか?断熱材の入れ方は丁寧か?気密まできちんとみる住宅会社なのか?断熱材と一言で言っても、その扱い方によって家の性能には雲泥の差が出ます。
耐震についても、写真のような体験ができると、より意識が高まります。建物の強度を高めるだけでなく、制振ダンパーのような地震の力を吸収する装置も併用することで、本震だけではなくその後の余震による家へのダメージを減らす工夫もできます。地震が少ないからこそ意識が低いと言われる広島県でも、南海トラフ発生時には、大きな震度が予測されています。イメージだけではなく、その仕組みを体感できることで、地震に対する意識を高めておく必要があると思いませんか?
このように、見た目のデザインや素材感以上に、知っておかなければいけない家づくりの本質を、模型や体感装置などで説明してくれる住宅会社とそれができない住宅会社。皆さんはどちらが安心できますか?
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