アドバイザーブログ
家づくり学校 東広島校
2023.10.01
2023.10.12
山根 孝二
知らなければ時間の無駄、物件見学の見るべきポイント!
皆さんは住宅展示場や完成見学会で、何を見て、何を学んでいますか?住宅会社の家を見学できる方法はいくつかありますが、「キッチン素敵!」「床の素材が素敵!」「この価格は安い!」など、この程度の感想では、見学する意味はありません。
ある住宅会社のモデルハウスを見学させてもらいました。素敵な外観、素敵な内観、間取り・・・モデルハウスなので当たり前です。そんなことより見るべき所は「この会社の家づくりに対する考え方がよくわかる」モデルハウスかどうかということ。
学べる
モデルハウスには、その会社がどんな家づくりをしているのか?どんな工法で家を建てているのかなど、様々な展示物を置き、視覚で学んでもらえる仕掛けをしているモデルハウスもあります。デザイン性の部分だけではなく、省エネ性や耐震性など、住宅性能に関した展示物は、多くのモデルハウスでも採用されることが多くなってきていますね。
例えばこの「タイル」(写真左)。通常のサイディングに比べ傷や汚れに強く、30年でも40年でもメンテナンス無しでも十分綺麗。ドライバーでゴリゴリ削ってくれるなど、実験を通して見ることができれば、その丈夫さは本物だとわかります。
他にも「換気システム」や「断熱施工の仕組み」などはよく見かけます。スケルトン状態だからこそ、その仕組みを詳しくすることができます。パンフレットだけの説明より、何倍も理解力が高まり、住宅性能に対しての必要性、興味が高まるはずです。
体感する
暑い夏が過ぎ、これから寒い時期に突入しますが、冬は年間を通して、家の住み心地を体感できるベストシーズン。
各部屋にエアコンが設置され、全てのエアコンが稼働していれば当然暖かいと感じますが、はたしてその家は、足元から頭まで温度差のない暖かさを感じる家なのか?頭は暑いぐらい暖かいけど、足元はヒンヤリする家なのか?逆にエアコンが1台しか稼働していないのに、足元から頭まで温度差のない快適な暖かさの家なのか?様々な視点で、是非、体感をしていただきたいですね。
訪問したモデルハウスでは、『震度4』の地震が体感できる装置がありました。
地震体験+制震ダンパーの効果を体感できるものです。
見えにくいですが、私の手前にあるテーブルには色付きの水が入ったグラスが固定されています。装置が動き出すと座っていることもあり、あまり怖いと感じるほどではありませんが、グラスの水は大きく揺れています。「制震ダンパー」という地震による家の振動を吸収し、減少させる役割を果たす装置。本震だけでなく、数多く発生する余震による蓄積被害も軽減することができます。その装置のおかげで、グラスの水はしばらく揺れていますが、体感としては揺れがピタッと止まった感覚。そんな体感をすると、制振ダンパーをはじめ、地震対策という点でも意識が上がることは間違いありません。知っているだけの知識と、その効果を体感している知識では大きな差があります。
見た目の素敵さを見るための見学なんて意味がない、、、とまでは言いませんが、見た目なんてどこの会社でもある程度のデザイン性は出すことができます。そんなことより、その会社の考え方や、これからの住宅に必要な考え方を”学んで体感できる”、そんな場所こそ、これから満足度の高い家づくりがしたい方にとっては重要であり、そんな経験、体感を数多くすることが、後悔のない家づくりにつながります。
家づくり学校では、先ずは大切な知識を”学び”、その後”体感”する場所をご提供しています。
家づくり学校
とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
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