アドバイザーブログ
家づくり学校 高松校
2024.10.29
2017.01.05
小西 真美
2017年住宅トレンド大予測!!省エネ住宅編
皆様、明けましておめでとうございます。家づくりアドバイザーの大日南です。本日より高松校も営業しておりますので、本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新春第一弾のお題は・・・
香川で建てるなら知っておきたい最新動向をチェック!
2017年住宅トレンド大予測!!省エネ住宅編
家づくりにおいては、いよいよ省エネ基準が義務化される2020年まで残り3年となりました。これから香川で建てるべきはどんな家なのか?国が求める住まいのカタチから、消費税や中古市場の動向まで、2017年の住宅トレンドを徹底予測します。
今回は、省エネ住宅編をお届けします!
義務化まであと3年。省エネ基準、知らないではすまされない
省エネ基準の適合が義務化されるのは2020年。今は基準をクリアしていなくても家を建てることは可能です。しかし、省エネ基準は義務化以降、最低限クリアすべき条件となり、適合していない家は「既存不適格」な住宅とみなされ、資産価値を大きく落としてしまいます。
同じく2020年には、省エネ基準を大きく上回る省エネ住宅、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)が日本のスタンダードな住まいとなろうとしています。すでに多くの住宅会社がZEHへの取り組みを加速させています。
Q.なぜ省エネ基準の義務化が必要なの?
A.これからの地球環境を考えると避けては通れない
日本人の生活の向上により、日本の家庭部門におけるエネルギー消費量は、初めて省エネ基準が制定された40年前に比べて約1.9倍になっています。COP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)において、日本は2030年度までに温室効果ガス排出量の26%の削減(2013年度比)を公約としています。家庭部門においては約39%の削減が求められています。住宅の省エネ化は日本にっとって急務なのです。
Q.省エネ基準、気になる中身は?
A.「一次エネルギー消費量」で家の燃費がわかる時代に
瀬旧や天然ガス、水力、原子力などから得られるエネルギー、これらを加工して得られる電気や灯油、ガスなどを二次エネルギーと呼びます。住宅では様々なエネルギー源が使われており、それぞれ単位が異なる為、どのくらいのエネルギーが使われているのかを評価するのは難しい状況でした。
そこで、各エネルギーを一次エネルギーなで遡り「一次エネルギー消費量」として評価することで、車と同じく家も燃費がわかるようにしたのです。さらに、2016年4月からラベル等で建物の燃費性能を「見える化」し、家を建てる人がわかりやすく比較できるようになりました。
※住宅性能表示制度の第三者認証のひとつ「BELS(ベルス)」。一次エネルギー消費量を算定し、建物の省エネ性能を★の数(最大5段階)で表示。★★が省エネ基準適合レベル。(資料:一般社団法人住宅性能評価・表示協会)
A.高い断熱性能+省エネ設備の導入が必須に
省エネ基準では断熱性能の新たな基準を定め、これまで努力義務止まりだった基準の適合が義務化されます。断熱性能を向上させることで、より少ないエネルギーで冷暖房ができて省エネになる他、家全体の室温差が少なくなることでヒートショックなどの健康被害が軽減され、結露やカビによる建物劣化を防ぎ、住宅の資産価値維持につながるという複数のメリットがあります。
2020年からは一定の断熱性能の基準をクリアした上で、設置する冷暖房、換気、給湯、照明などの設備機器のエネルギー消費量、つまりは住宅全体のエネルギー消費量を計算し、それが基準値以下でなければ家を建てることができなくなるということです。
Q.香川県で建てるなら、クリアすべき基準値は?
A.UA値0.87 nA値2.8
日本は地域によって気候に差があるため、クリアすべき基準値も一律というわけにはいきません。そこで全国を8地域に分け、地域ごとにUA値(外皮平均熱貫流率)とnA値(冷房期の平均日射熱取得率)、一次エネルギー消費量の基準を定めています。
※UA値(外皮平均熱貫流率)・・・建物内部から外部へ熱が損失する熱量を外皮(外壁・床・天井・屋根・窓・ドア)等積で割った数値。但し、換気による熱損失は含まない
※nA値(冷房期の平均日射熱取得率)・・・日射により建物内部で取得する熱量を外皮等面積で割り、100を掛けた数値
寒冷地ほどUA値の基準値が厳しく、温暖地ほどnA値の基準値が厳しくなります。香川県は6地域に分類されるため、UA値は0.87、nA値は2.8以下であることが求められます。
次回はトレンド予測第2弾として、「ZEHの普及が加速」と題して、今後のスタンダードな住まいの形について解説レポートをお届けする予定です!
2017年度も初日からパワー前回で、皆様の大満足な家づくりの為にサポートいたします。
家づくりに迷ったり悩んだりされたら、まずは家づくり学校高松校へお気軽にお越しくださいませ。皆様のご来場をスタッフ一同お待ちしております。
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