アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2022.10.03
山根 孝二
【山根のひとり言】話題の「凸パン」から気密の話・・・
先日のニュース、あの凸版印刷がパン⁈ということで話題になったのはご存じでしょうか?印刷会社が食品ロスへの取り組みを積極的に行っていることへの驚きと賛辞。更にはパンの包装素材への注目も高まりました。
凸パンに使われている『GL BARRIER』は、凸版印刷が提供している世界最高水準のバリア性能を持つフィルム。これを使うことにより、賞味期限が通常の約7倍になるようです。
バリア性能の特徴として、
- 温度依存性
- 湿度依存性
があり、周りの温度や湿度に影響を受けない、安定した品質保存ができる気密性があるのが特徴。
要するに、パッケージ内は温湿度の変化が小さく、食べ物が腐る原因と言われる結露や菌の付着を防げる素材だということですね。
住宅の快適性や耐久性にとっても、この温度差や結露は大敵だということは、これまで何度も述べてきましたが、この考え方は食品ロスの観点にも活かされているんですね。
欧州の国などでは、建築した家で結露が発生した場合、その家を建てた業者が罰せられるという国があります。
結露は健康被害を及ぼし、命にも影響を与えてしまうもの・・・この意識、日本ではまだまだ低いからこそ、結露対策を怠る住宅の数が減りません。。。
「自分の身は自分で守る」と言われますが、自分で家を建てることは容易ではありません。せめて、そういう知識を得て、自分の身を守ってくれる住宅会社を見つけてください。
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