アドバイザーブログ
家づくり学校 高松校
2023.07.26
2022.11.20
門田 章
【家づくり】『現場見学』をせずに住宅会社を決めるのは…!?
家づくりを検討し始めると大体の人は『「完成見学(オープンハウス)」や「モデルハウス見学」に行ってみよう!』になると思います。無論、完成した物件を見に行くことは全くの間違いではありませんし、「お家づくりの要望整理」のためにも必要なことではあります。
ただ、注文住宅を検討中であるならば「完成物件しか見ずして家づくりを進めようとする」のは、考え直した方が良いと思います。家づくりで後悔しないためにも必ず「検討中の住宅会社の施工見学」をしてから決めることを心がけてください!!
※写真は先日見学したフソウリブテックさんの断熱施工現場のものです。少しマニアックですが「間柱の幅に合わせて断熱材(アクリアネクスト)の幅を変えたもの(430mm幅と395mm幅の2種類)を使用して隙間を出さないようにしている」のがGood!ですね。
なぜ「現場見学」をする必要があるのか…??
結論から申し上げますと、「施工の良し悪しが、家の良し悪しに直結するから」であります。
※断熱材の「悪い」施工例。袋入り断熱の耳部分がキチンと処理されていません。スカスカでスースー…。
良い部材や高価な建材を使うことが、必ずしもお家の住み心地には直結しません。
※断熱材(スイッチボックス周り)の正に「良い」施工。スイッチボックスをカバーで覆って、キチンと気密処理を行っていますね。
木造住宅ならば特に「職人(大工)の施工技術の良し悪し」が、その仕上がりに直結します。「住宅をパーツごと事前に工場で作る『プレハブ工法』でも精度は6割。残り4割は現場の職人次第で、仕上がりは全然違うからね~…」というのは以前、とある工務店の社長から伺った話です。
※配管周りの処理も含めて、キチンとした断熱施工が印象的な現場ですね。
アナタが検討している住宅会社・住宅メーカーの現場はいかがですか?施工は丁寧?現場はキレイ?職人さん(大工さん)の仕事っぷりはどうでしたか?
一生で一番高い買い物であるお家づくり。アナタが発注をする相手は企業(住宅会社・住宅メーカー)でも、それを作るのは現場の職人さん(大工さん)であり、人間が行うことです。決して、完全オートメーションで機械が作るものではありません。
『現場見学』をせずに住宅会社を決めるというのは…例えるなら『健康増進を目的にフィットネスクラブの年間会員になったものの、初回に行って満足したっきりで通わなくなり、結果として数万円が無駄になる』ようなものです。要するに「めちゃくちゃ勿体ない」です…。
お家づくりを検討中の皆様に置かれましては、ぜひ「現場見学」にも行くことを検討されてくださいませ…!!
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