アドバイザーブログ
家づくり学校 高松校
2023.08.21
2023.04.28
門田 章
【建物見学】施工現場を見学!!【断熱&構造】
家づくり学校のアドバイザーとして「最新の家づくり事情」をお届けするため、定期的な「現場見学(完成邸&施工現場)」を実施しております。今回は高松市内某所で建築中の現場見学に行って来ました!!
※写真は見学してきた物件。「カフェ風でナチュラルテイストの軒天」がカッコイイですね~!
断熱・気密施工の現場を見学する!
「今までの施工で気付いたことを踏まえて、今回の現場では色々試していることがあるんよ~!また見にきて~!!」とお誘いを受けて見学に行ったのは、尾崎建築設計の尾崎さん(大工・建築士)が手掛ける「寄棟の平屋」。
※同社へ取材した過去のブログは下記リンクからチェック!
「この外壁のところ(写真中心)、壁の中に『筋交い』が入っているんよね。うちの断熱材は袋入りだから『筋交い部分を切り欠いて』入れなおしているんだけど、わかる??」と尾崎さん。
いわれてみると、断熱材の真ん中の方が少しだけ盛り上がっているような…?
※上記写真の施工場所:平面図。筋交いが入っている場所ということが判ります。
「袋入りの断熱材は『筋交い』部分の取り扱いが正直、面倒ではあるんだけども…。ただ、住む人のことを考えれば、しっかりと施工してあげないといかんと思うんよね~。超高性能な家づくりをしている会社さんとかに言わせれば、当たり前のことかもしれんけど…(笑)」
施工現場では、小さいことの積み重ねが大切…!
「窓枠周りも、今まで以上に気を使って処理をしてみたんよね~。スキマの部分も元からウレタン吹いて断熱欠損はさせてないんやけど、それだけじゃと思ったのでプラスでコーキングもしてみたり…」
「コンセントボックスも細かいけどコーキング追加してみた。気密の処理はしてるんだけど、やっぱ少し不十分だったかな~と思って。あとは配電盤まわりの処理もなんやけど~etc」
…と、今回の現場での施工にかける想いを熱く語ってくれる尾崎さんの話を伺っていると、あっという間に1時間近く時間が経っておりました…(汗)
お聴きした施工に関する一つひとつは、非常に小さいことや細かいことの積み重ねです。ただ、ちりも積もればなんとやらで、それらの積み重ねでもって初めて住宅における「断熱性能&気密性能」が担保されます。逆に、そこがキチンとされてなければ「住宅性能は絵に描いた餅」にしかなりません…。
やはり「良いお家」というものは、そういったことを『不断の努力』でしっかりと行っていける建築のプロでないと実現できないのだな、と改めて実感させられた次第でございます。
※「このウレタンガン、結構良かったんよ~。自宅の断熱施工の時にでも、使ってみたら~?」と個人的にも有益な情報を頂き、嬉しくなったのはココだけのお話…。
尾崎さん、この度はありがとうございました!!また完成した時も見学させて頂ければと思います!!
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