アドバイザーブログ
家づくり学校 高松校
2021.07.06
2020.12.21
門田 章
「グリーン住宅ポイント制度」って、どんなもの?
グリーン住宅ポイント制度では、一定の基準をクリアした性能を持つ住宅を新しく建てる、または購入する場合、「新しい生活様式」に資する商品や追加工事などに利用できるポイントが付与されます。この記事では、制度の概要から対象期間、補助制度の併用などについて解説します。
2020年12月15日、国土交通省による住宅取得の支援策の一つとして「グリーン住宅ポイント制度」が発表されました。
家づくり学校に来られるお客様からも「あれって、どういうものですか?」という質問を受ける機会が増えてきましたので、ザックリですがポイントでまとめてみました。
※本記事は国土交通省のホームページで頒布されている「グリーン住宅ポイント制度の内容について(令和2年12月15日更新)」を参考に執筆しております。特別な記載がない場合は、当該資料が引用元となります。
※尚、本制度の実施は「令和2年度第三次補正予算の成立」が前提となっております。上記補正予算が成立しなければ、変更もあり得るということですので、ご了承ください。
※色々と調べて記載しておりますが「これ、表現が微妙に違いません?」というものがありましたら、ご教示いただけると幸いです…(汗)
ポイント1:制度の概要
制度の概要としては以下のようになります。
一定の省エネ性能を有する住宅の新築(持家・賃貸)、一定のリフォームや既存住宅の購入を行う場合、商品や一定の追加工事と交換可能なポイント(グリーン住宅ポイント)が付与されます。
要するに…「性能のいいお家づくり、性能向上のリフォームで商品交換ができるポイントあげます!」ということですね。
⇒何に「ポイント利用」できるのか?
・商品⇒「新たな日常」に資する商品、防災関連商品、子育て関連商品など
・追加工事⇒テレワークスペース設置、開閉可能間仕切り設置、玄関近くの手洗器設置など
※テレワークの際、お子様に邪魔されるお母さんのイメージ
尚、色々な商品・追加工事のラインナップが予定はされていますが、具体的な内容が決まるのは2021年2月以降のようです…ちょっと先ですね(汗)
ポイント2:対象期間は?
家づくり学校に来場される方で多い「注文住宅の新築住宅」の場合は、
2020年12月15日(令和二年度第三次補正予算案閣議決定日)から2021年10月31日までの期間内に工事請負契約(変更契約を除く)を締結したもの
…が該当することになります。
⇒どんな住宅が対象になるか?(「住宅の新築」の場合)
・高い省エネ性能などを有する住宅(認定長期優良住宅、ZEH等)⇒最大40万ポイント
・省エネ基準に適合する住宅⇒最大30万円ポイント
※「東京圏から地方移住するための住宅」、「三世代同居使用である住宅」など、「特例の場合」は100万ポイント(省エネ基準だと60万ポイント)付与されます。
要するに…今どきの「省エネ住宅」以上のお家づくりをすれば付与対象になる、ということですね。
ポイント3:補助制度との併用は?
ここから少し要注意です。と言いますのも、
本制度(グリーン住宅ポイント制度)と補助対象が重複する補助制度については、原則として、本制度と当該補助の併用はできません。詳細については、国土交通省のホームページに後日公表します。
…ということが言及されているからです(2020年12月15日現在)。
因みにですが、2020年3月末まで実施されていた「次世代住宅ポイント制度」では、「地域型住宅グリーン化事業」や「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」に関連する補助金(長期優良住宅制度やZEHの補助金)は、併用できませんでした。
仮に「グリーン住宅ポイント制度」がそれと同タイプの制度と考えれば…各種補助金と「併用できない可能性が高い」と思われます。※注:憶測です。
であれば…(新築する住宅が各種補助金の対象となる場合)補助金の申請をする⇒補助金の支給対象から漏れた場合に「グリーン住宅ポイント制度」の申請をする…という風に、「二段構え」で考えておくのもよいかも知れませんね。※注:あくまで憶測です…(汗)
となれば…支援策が充実した今が「建て時」!?
我々の立場で申し上げると…答えは「断じてNo!」です。
普段のセミナー・個別相談でもお伝えしておりますように「無理のない予算立てができて、信頼できる家づくりパートナーが見つかった時」が本当の建て時だと思います。
また、支援策絡みの記事やニュースをネットで色々とみていると…
・『住宅ローン減税の控除期間』が13年間に延長される2020年9月末までに契約を急いだら、年末になって向上期間の延長が発表されたので悲しい気持ちになった…
・むしろ今回の『グリーン住宅ポイント制度』がある分、急がずともよかったのでは?(注:10月~12月初旬までの契約者はグリーン住宅ポイント制度の対象外)なんとなく非常に損した気分になった…
…といった書き込みも散見されました。
あくまで「補助」や「支援」のための策ですから、家づくりの「主軸」として考えるのはいかなものなのかな?と思う次第です。
加えて枠や予算の関係もありますから、必ずしも支給されるものでもありません。「もらえたらラッキー!」程度に考えるのが精神衛生上よろしいかとも存じます。
最後に本件に絡んである工務店の社長から聞いた話で、本記事を結びたいと思います。
「ポイントで交換できる商品も、前例(次世代住宅ポイント制度)は『定価算出』だったりしたんよ?だから、必ずしもお得か言うたら、意外とそうでもなかったりしたんよねぇ~…。次の(グリーン住宅ポイント制度)がどうなるかはまだわからんから断言できんけども…」
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