アドバイザーブログ
2025.02.27
門田 章
「内窓」のススメ~温度差検証(サーモカメラ編)~
家屋において「熱の出入り」の大部分を占めるのが「窓」や「ドア」といった「開口部」にあります。
冬などの寒い時期では、実に室温の50%が「窓」から逃げます。窓際が「スース―して寒い…」のは身体から熱が奪われ、窓から室外に移動している証です。
快適な住環境の実現には「窓」の強化は欠かせません。新築においてはトリプルガラスや樹脂フレームなど「高性能な窓」の導入はマストです。
リフォームでも性能が低い窓を「高性能な窓」に交換することは有効な手段ですが、ある程度の費用(ものによっては1か所あたり10万円以上)が必要になることがネックです。
導入コストを抑えつつ「窓」の性能を上げることを考えるのであれば、個人的にも「内窓」の導入がおすすめです。
住設メーカーの商品でも2~3万円で購入できるものもありますし、ホームセンターで売られている「内窓キット」などであれば1万円位で買えたりもします(DIYする必要があったりもしますが…汗)。
我が家で導入した「内窓(ドア)」の断熱効果
本題です。
上記写真は昨年末、わが家の勝手口に導入した「内窓ドア(勝手口ver)」。木材(端材)と中空ポリカーボネートで作成したものです。既製品と比べると見た目はあれですが、機能性は必要十分。
外気温5℃で室温が20℃位の状況下。サーモカメラで見てみると…。
表面温度は13℃~14℃位をキープしているのがわかりますでしょうか…?
これをこのように…
開けると、どうなるか…?
わかりますでしょうか?既設の勝手口部分(寒々しい濃厚な青)は、表面温度が9.2℃~9.8℃となっています。
既設の勝手口と内窓(ドア)の温度差は、実に5℃近くあるということです。
室内の「表面温度」が5℃下がることになれば、体感温度にも影響が出てきます。※計算上だと体感温度が「1℃」ほど下がることにも…。
※参考:1.温度差のない室内環境とは
これから住宅のリフォームをお考えの方は、ぜひ「窓」の強化も検討されてください。特に予算的にも抑えられたいという場合は「内窓」がおススメです…!!
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