アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2022.07.17
佐藤 佳苗
【地震対策】構造計算って何?
構造計算とは、簡単に言うと、建物の安全性を確認するための計算のことです。
建物には、重力、地震力、風圧力、雪、津波など様々な力が作用します。建物を建てる際に建物自体の重さや荷重などを計算し、これらの力に対して、耐えられるかを計算します。
通常、一般的な木造二階建て以下の住宅を建てる際には構造計算をすることは義務付けられていませんが、耐震等級3の証明を取得するには必要になります。
構造計算をするメリット
・地震保険の保険料が安くなる
構造計算を行い耐震等級3を取得すれば、地震保険の割引制度によって保険料が安くなります。
・資産価値が上がる
建物の付加価値として耐震強度の証明ができるので、資産価値が上がります。
・安心
専門的な知識によって建物の強度が数値で立証されるので、耐震性において安心することができます。
費用
構造計算を行うにあたっての費用は、建物の規模や構造にもよりますが、30坪前後の一般的な住宅で30万~50万円が相場です。正直、高いですよね…
構造計算は、構造設計一級建築士の有資格者のみが行うことができ、その数も多くはありません。住宅をメインにしている設計事務所や工務店などが、社内に構造設計一級建築士を置くことが難しいため、一般的には構造設計を専門に行っている会社に外部委託することが多いです。許容応力度等計算、保有水平耐力計算、限界耐力計算、時刻歴応答解析などの精密な構造計算が必要で、膨大な作業量になります。
高いのには、高い理由があるのです….
この先、大きな地震は必ず起きます。
南海トラフで今後40年以内にマグニチュード8~9級の地震が発生する確率は、10年以内で30%程度、30年以内で70~80%、40年以内で90%程度と言われています。いつおきてもおかしくない状況です。
「せっかく建てたおうちがローンを支払い終わる前に地震で崩れちゃった」なんてことになるのは防ぎたいですよね。
構造計算を行うことで、地震に強い家であることを証明できます。ですので構造計算をしてほしい場合は、早い段階で住宅会社さんに伝えましょう。
家づくり学校では、耐震についてしっかり考えられている住宅会社さんをご紹介できますので、ぜひご相談ください♪
◆電話でのお問い合わせはコチラ⇒084-961-3577
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