アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2022.07.09
佐藤 佳苗
家の暑さ対策は窓から!
「窓は熱の出入りが大きい」と聞いたことはありますか?
夏場は「入ってくる熱の7割は窓から」と言われています。窓の遮蔽を行わなければ、お部屋の温度はどんどん上がるばかり。部屋の温度が上がりすぎると冷房は効きづらくなってしまいます。暑さに負けず、快適に過ごすためには、窓から対策していくことが重要です!
夏場の日射をコントロールする方法としては以下のものが挙げられます。
①室内でできる方法
②屋外でできる方法
まず、①室内でできる方法 ですが
・遮光カーテンやブラインドを取り付ける
・夏用の断熱シートを貼る
といった方法が挙げられます。手軽にできそうなものばかりですね!もうやってるよ~という方もおられるでしょう!
続いて、②屋外でできる方法 ですが
・すだれやオーニング、外付けブラインドを取り付ける
・グリーンカーテンを設置する
このような方法が挙げられます。実は、日射を効率よく遮るには屋内での対策よりこちらの方が有効です。家の中に熱を入れにくいので、より涼しい空間が作れます。
実際にブラインドで比較してみると、室内ブラインドは日射を約3割カットするのに対し、外付けブラインドは約8割カットするというデータもあります。外付けブラインドの中には電動のものもあり、外出先から自動操作できたり、防犯対策ができたりします。ですが、室内ブラインドに比べるとかなり高価なのがデメリットです。
グリーンカーテンは、夏の一番暑い時期に向けて大きくなるものを選びましょう。キュウリやゴーヤなどの実が大きく育つ植物は、自家製とれたて野菜も食べられますし、お子様の自由研究の題材になって良いかもしれませんね!ですが、虫問題やシーズン後の後始末問題もありますので、ご注意を⚠
そもそも窓の断熱性を上げるという方法もあります。
例えばサッシの素材はアルミ、樹脂、木 の三種類あり、断熱性能はこの順番で高くなります。日本ではアルミサッシが主流ですが、世界的に見るとマイノリティ!住宅先進国ほどアルミサッシを使っていません!むしろ、行政がアルミサッシ使用を禁止している地域もあります。
それから、ガラスの枚数!一般的には単板ガラス、ペアガラス、トリプルガラスがありますが、枚数が多ければその分断熱性も高くなります。比例して値段も上がりますが、光熱費が抑えられるので、窓を性能の良いものに変えるのも一つの手段です。
ちなみに、家の性能が高いと、真夏でもエアコン一台で快適に過ごせます。
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