アドバイザーブログ
家づくり学校 岡山校
2023.01.12
因來 啓子
ヒートショックに気を付けて!
毎日寒いですね・・・。皆さんがお過ごしのお家の環境はいかがでしょうか?おそらく、お風呂場やおトイレが寒いお家が多いのではないでしょうか。。。今日は、最近朝の情報番組などでも色々と取り上げられている、『ヒートショック』について、お話いたします。
ヒートショックとは
そもそも、ヒートショックとは、「急激な温度変化で身体がダメージを受けること」を指します。気温の差が激しいと、その変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることをヒートショックと呼びます。血圧が急に上がったり下がったりとすることで、脳内出血や大動脈解離・心筋梗塞・脳梗塞などの病気が起こるリスクが高く、特にご年齢の高い方に多くみられます。65歳以上の高齢者は要注意です!!
ヒートショックはなぜ起こる?
ヒートショックは家の中の温度差が原因で起こっており、真冬に暖かい部屋から気温が低い浴室やトイレに入った際などは要注意です。特に、死亡事故が多いのは入浴中に起こるヒートショックが原因で、意識障害により浴槽に倒れて溺死するというパターンが挙げられます。
人間の身体は、室温の急激な変化に対応するために、筋肉を震わせて熱を作りつつ血管を細くして体の熱を外に逃がさないように調節しています。血管が縮むと血液が流れにくくなり、その結果として血圧は急上昇しますが、浴槽に浸かることで血管が拡張して急激に低下してしまいます。つまり、入浴中は血圧が急激に変化しがちなので、心筋梗塞・不整脈・脳梗塞・脳出血などを引き起こしやすいと言えるのです。
どうやって防ぐ??
これから新築でお家を建てる方は、家中が温度差のない家を建てること。既存の家だと、断熱のリフォームか、もしくはお風呂やおトイレを室温と変わらないくらい温めることが大切です。例えば、
浴室暖房乾燥機を取り付けたり、脱衣所を前もって温めておく、おトイレにも人感センサー付きの暖房器具を設置するなど、とにかくできるだけ温度差の無い環境にしておくことです。特に高齢者のいらっしゃる家はこまめに気を付けてほしいです!
実は、私の祖父もこの「ヒートショック」が原因で他界いたしました。なかなかお風呂から上がってこないことを心配して祖母が様子を見にいくと、沈んでいたそうです・・・小さい頃、祖父の家にお泊りに行ったことが何度かありますが、トイレとお風呂、そして、キッチンさえも家の一番北側の隅っこの方に間取りがあったので、冬は極寒でした(;;)日当りも悪く、トイレに行くのを我慢していたことを思い出します。
それを教訓に、私の両親の家は、各部屋にストーブやファンヒーター、トイレには人感センサーのハロゲンヒーター、廊下にまでファンヒーターを焚いて過ごしています。電気代、灯油代、すごく負担が大きいのですが仕方ない・・・って感じです。
なので、私の経験からお伝えしたいことは、これからお家を検討・新築される方へ向けて。
温度差の無い家づくりをしましょう!
快適な暮らしをしていただきたいので、温度差の無いお家づくりをしてくださいね!もう建ってる人は?断熱改修(リフォーム)もご検討いただきたいです。それも難しい、とのことであれば、せめてお風呂場とおトイレなど寒い場所には必ず暖房器具を設置してくださいね!命を守る選択をしていきましょう^^
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