アドバイザーブログ
家づくり学校 岡山校
2022.02.05
因來 啓子
『後悔した間取り』のアンケート結果を見ました。
ちょっと気になる記事を見つけたのでそれについて書きますね。大阪市にある「南勝」という建物調査を専門にされる企業のアンケートが取り上げられていたので、見てみました。そもそも、この企業はホームインスペクション(住宅の建物診断)や不動産業務支援などを手掛ける企業だそうですが、今回、戸建注文住宅での「後悔した間取り」に関する調査結果を発表されました。
その結果、自宅の間取りに後悔している人は56.6%にも上っているそうで、
第1位が「窓の位置」(26.8%)
第2位 「狭いバルコニー」(17.3%)
第3位 「ウォークインクローゼット」(14.9%)
「リビング階段」(14.3%)、「ウォークスルー型シューズクローク」(12.5%)・・・
という結果が出たとのことでした。
第1位の「窓の位置」についてですが、私たち家づくり学校では「窓は室内の温熱環境に大きく影響します」と話してます。性能があればいいのですが、ただただデザイン重視での大きな窓は・・・とお話をしています。ですが、今回の結果は「位置」での後悔。では、何が問題なのか??
例えば、広々としたリビング空間を演出するためには窓はとても重要ですが、窓によって問題が起こることがあるのです。一番多い問題としては、隣の家や近くの道路からリビングが丸見えになるということ。そうなると、カーテンで目隠しをすることになり、四六時中カーテンを閉めたままになりますね。そう!プライバシーに関する問題。ならばそこは、建築さんと打ち合わせの時にしっかりと解決していきましょう^^
第2位の「狭いバルコニー」はどゆこと??昨今は花粉やPM2.5、黄砂などで洗濯物を外に干す習慣が少なくなっていることや、共働きで夜しか洗濯物を干せない人も増えてきており部屋干しする人が多いですよね。なので今は室内にランドリースペースを設ける間取りが多く、「広いバルコニー」は必要ない!との考え方なんですよね。バルコニーは、後に防水シートメンテナンスでお金もかかりますから今は広さってあまり必要ないようです。
第3位の「ウォークインクローゼット」。今は当たり前のように建売住宅にもあるようですが、昔は押し入れでしたね。収納スペースの確保は、間取りの中でも非常に重要な項目の一つ。それも、人が立って作業をすることも考慮しての広さが必要。1帖や2帖の収納はちょっとした収納としてはいいけど、寝室に設けられるものとしては、今時は3帖取っているところが主流になってきていますね。1階水回りにファミリークローゼットを盛り込んだプランは家事をするものにとっては大変うれしいプランですね。
どれも、これから家づくりをされる方にとって参考になることではないでしょうか。これが建売の場合だともう決まってしまっているので変更はできないし、プランは解決できる「建築のプロ」と一緒に考えていくのがベスト。後悔の無い家づくりをしていきましょう!
この調査は、昨年11月に、築1~10年までの戸建注文住宅に居住中の25歳~65歳の男女を対象に行われたものであるとのことです。ご参考になさってくださいね。
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