アドバイザーブログ
家づくり学校 岡山校
2021.05.15
因來 啓子
メンテナンス(屋根編)
さて、今日はタイトル「メンテナンス(屋根編)ということで、屋根について私なりの見解をお伝えしたいと思います。まず、家づくりで予算や費用をとても気にされると思うのですが、建築費にかかる費用はあくまでも氷山の一角。住んでいる間には、光熱費や修繕費、そしてメンテナンス費用もかかりますよね。できれば、数年後にこれだけかかるんだよ、と目安がわかれば、それまでに準備ができると思うんです。車でも車検代が数年後にかかることはわかると思うので、家も耐久年数だとか、いくらくらいかかるのか、ある程度分かっていると助かりますね。
まず瓦は、メンテナンス代がほとんど掛からないと言われる建材です。粘土を材料とした瓦で、日本家屋に似合うデザインの屋根材のイメージですが、今は、軽量瓦・平板瓦・洋風瓦、と色々あるので北欧風の家でもテラコッタ風の色合いでとてもおしゃれな瓦もあります。耐用年数は50〜100年、屋根材のなかで特に高耐久なので、メンテナンスがほとんどいらないと言われています。ただし、メンテナンスの手間は少ないですが台風や強風で破損する危険性はあります。価格的には他のものよりは少し高いですが、後々のことを考えると最終的に安くつくのではないでしょうか。
次にガルバリウム鋼板。素材はアルミニウムが55%と亜鉛が43.4%、シリコンが1.6%で構成されている合金メッキ鋼板です。ガルバリウム鋼板は金属製にもかかわらず錆びにくい特徴があり、軽量のため地震の際に建物に負担がないので耐震性に優れています。耐用年数は20〜30年。お値段も安くメンテナンスもそれほど負担にならない金額ではないかと思います。なので、安価でメンテナンスの手間が少ない屋根材を選びたい人に適しています。ただ、メンテナンスの手間こそ少ないですが台風や強風のほか、軽い飛来物でも破損する危険性があるところがデメリットですかね。
そして、皆さんが一番目にするのが、これじゃないでしょうか。これはスレート瓦。通称カラーベスト。おそらく多くの住宅メーカーが使用している屋根材ではないでしょうか。様々な住宅に似合うデザインで安価なため、利用されることが多いのですが、ただ、メンテナンス費用は一番かかる建材です。10年に1回は塗装が必要です。セメントに繊維が練りこまれたものですので、紫外線に弱くパリパリと割れてくることもあるようです。耐用年数は20~30年と言われてますが、塗装を定期的にするとなると・・・メンテナンス費用がねぇ・・・
家族を守ってくれる家。暑い日も寒い日もしっかりと私達を守ってくれる建物です。外気に一年中さらされているので傷むのは仕方のないことです。ですから、少しでも耐久性のあるものを最初に選ぶのが大切です。目先の金額ではなく、生涯に渡って費用について考えていきましょう。
タイトルと画像が合っていないのですが・・・(笑)岡山の街中で家づくり学校のラッピング電車が走っていたので、信号待ちの間で写真撮ってもらいました。可愛らしい~♡みなさんも見つけたら教えてくださいね^^
岡山にも非常事態宣言がでてしまって、お出かけがなかなかできませんが、みんなで収束に向けて頑張って乗り越えていきましょうね。
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