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2023.09.17

門田 章

門田 章

【DIY】築15年の戸建て住宅~「床断熱改修計画」part.2

高松校

アドバイザー日誌

【DIY】築15年の戸建て住宅~「床断熱改修計画」part.2

趣味と実益を兼ねたDIYシリーズ「床断熱改修計画」。第二回目の今回は「断熱材(スタイロフォーム)のカット方法」についてをTips的な感じで記載していく所存です。正直、完全に自分の備忘録代わりでもありますが…!!

※注:本記事のDIY施工は全て執筆者の自己責任で行っているものです。記事を参考に施工を行った場合に生じた損害等に対する一切の責任は負いかねますので、予めご了承くださいませ…m(__)m

※当記事シリーズはコチラ↓

 

『断熱材』は“隙間なくキッチリ納める”ことが超大事!!!

普段、家づくり学校のセミナーでも口酸っぱく申し上げておりますが、断熱材はキッチリ施工しないと意味がありません。なので…


↑今回の施工では断熱材の幅も「大引き間の長さ(約815mm)」にキッチリ合わせて納めることが大事になってきます。

ただ、「大引き間の長さ(約815mm)」に断熱材の幅をキッチリ合わせるのは結構、至難の業でもあります…。幅が少しでも長ければ…


↑このようになってしまい、押し込めません…(汗)いくらスタイロフォームに伸縮性があると言えど、限度はありますので…。

逆に幅が少しでも短ければ「スッ…」と納めるのは容易にはなりますが…


↑当然ですがスキマが出来る(=「気流止めが出来てない」ことになる)ので、そこから床下に冷たい空気が走ってしまいます…。これだと断熱材を入れた意味がありません。

加えて大引き自体も多少の歪みはありますし、何より「50mm厚のスタイロフォーム」を真っすぐ直角にスパッと切るのも、中々に難しいものがあります…。

では、どうすればよいか?と言いますと…

 

『断熱材』の幅をちょっと長め&斜めに「台形」でカット!


断熱材(スタイロフォーム)をカットする際、815mmキッチリで直角に切るのではなく、816~817mm位の少し長めかつ「斜め」にカットすればよいのですね。理屈としては…


↑こんな感じです。斜めにカットされた方が最初は「スッ」と入っていきますが、徐々にきつめに納まっていくので隙間なく施工できますのよ。


※はめ込んでいく際は、手のひらでバンバン叩き込んでやると良い感じに納まります。

この「台形カット」の手法を考案(?)してから、作業効率もかなり上がった気がします……が、しかし!!

 

延べ一日で1坪ちょっとが完了…先はめっちゃ長そう!!


休日のちょっとした時間(2~3時間)×4日で約1人工。これで出来たのは点検口周りの約2畳(1坪)でございます…。

と言いますのも、本作業の工程としては

①(マスク&ゴーグル着用で)床下に潜る
②施工箇所に赴いて、断熱材の幅と長さを確認する
③床下から戻って来て、外で断熱材をカットする
④カットした断熱材を持って、再度床下に潜る
⑤施工箇所に赴いて、断熱材を嵌める

…という5ステップの繰り返しとなっておりますので、作業効率は非常に悪いのです…。あと、床下に潜るとめちゃくちゃ汚れるし、何より地上で作業するよりも疲れます…配管や配線にも気をつけて移動しないといけないし、束が910mmごとにあるので移動の際での取回しも何かと面倒…etc

ともあれ、長丁場は確定の作業です。心がおれないよう、そして体調も無理をして崩さないよう、年内での完了を目途に動いていく所存です…m(__)m


※断熱材(スタイロフォーム)…最低でもあと25枚は買わないとアカン模様…(;´д`)トホホ

to be continued…

【追記】
この記事をご覧の皆さまに置かれましては、特にこれから新築をお考えの方は「後々で断熱材のリカバリーが必要なお家」なんぞ、決して建てられないようにされることを、強くオススメ致します!!

あと中古物件の購入を考えられている方も、購入予定物件が「断熱施工がキチンと出来ているのか?」を“信頼できる建築のプロ”にも事前に見て貰った上で、購入を検討されることをオススメしますね!!

 

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この記事を書いたアドバイザー

門田 章

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