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2024.02.26

2023.04.29

竹内慶子

吹き抜けがある家の「メリット・デメリット」

甲府校

アドバイザー日誌

吹き抜けがある家は空調の効率が悪くなって必ず寒い・暑いになる。という考えが一般的ですが・・・。

実は、吹き抜けがあってもしっかりとポイントを抑えた家づくりが出来れば吹き抜けがあった方が効率が良くなるケースもあるので、今回は吹き抜けがある家のメリット・デメリットについてお話していきます?

これからの家づくりの大前提

住宅展示場やネットでよく目にする「高断熱・高気密」という言葉ですが、この言葉を鵜呑みにするのは要注意。これからの家づくりでは「高断熱・高気密」はもちろん大前提ですが、何をもってこの言葉を使っているのかは必ず住宅会社に確認しましょう。

断熱性能はUa値(外皮平均熱貫流率)やＱ値(熱損失係数)という数値で、気密性能はＣ値(隙間相当面積)という数値で表すことが出来ます。

いずれも0に近い方が断熱性能が高い、気密性能が高いということになりますが、この中で国の規定があるのはUa値のみ。気密(家の中の隙間)に関しては規定が無いので、実は現在の日本では隙間だらけの家でもＯＫということになってしまいます。

「高断熱・高気密」という言葉を使っている会社には上記の数値を確認してみることをオススメします。この数値に関しては家づくり学校甲府校でも分かりやすく解説しているので、お気軽にお問い合わせください。

吹き抜けのメリット

開放的な空間を実現可能。圧迫感がない

⇒天井を高く広々とさせることで部屋全体が開放的で明るく感じられ、圧迫感がなくなります。

プライバシーを確保しながら光を取り入れられる

⇒交通量の多い道路に面している場合、外からの視線が気になって日中でもカーテンを閉めたままにしてしまうことも・・・。吹き抜けの高い位置の窓から光を取り込めるのでプライバシーも確保できます。

空調の効率が良くなる　※上記の「高断熱・高気密」が必須

⇒夏は2階などの高い位置のエアコンを活用。上から下に降りてきた冷たい空気も「高断熱・高気密」がクリア出来ていれば上手に循環させることが可能です。冬は1階のエアコンを活用。温かい空気は下から上に昇っていきますが、家に大きな隙間が無ければ熱が外に逃げていくこともなくなるので、2階に昇っていった空気もゆっくりと1階に充満してくるので、本当に「高断熱・高気密」を実現しているお家は夏でも冬でもエアコン1台で空調が可能です。

吹き抜けのデメリット

部屋数が少なくなってしまう

⇒2階の床が少なくなるので部屋数が減ってしまいます。部屋数を確保しようと思うと家全体が大きくなり費用もよりかかってしまいます。

音が響きやすい

⇒床から天井まで空間が続いているので1階のテレビの音や話し声が2階まで響いてしまうことがあります。

費用が上がってしまう

⇒設計や施工が吹き抜けが無い場合と比べて複雑になるので建築費用が高くなってしまうことがあります。

空調の効率が悪くなる　※上記の「高断熱・高気密」が無い場合

⇒夏は2階が暑くて冬は1階が寒くなるという吹き抜けの一般的なイメージは「高断熱・高気密」が無いお家のこと。性能をこだわらずに吹き抜けをとってしまうと冷暖房費用がたくさんかかってしまいます。

”住宅性能”が重要です

今回、吹き抜けのメリット・デメリットについてお話をしましたが、吹き抜けがあってもなくても”住宅性能”が重要です。普段目に見えるデザインだけでなく壁の中の施工がどうなっているのかなど、住宅の性能についてもしっかりと学んでから選択する事が後悔しない家づくりにつながります。

家づくり学校甲府校では、これから当たり前になる高性能省エネ住宅や住宅会社の見極め方、予算の考え方などについてもお客様に合わせて解説させていただいております。新築だけでなく、リフォームや土地探しについても賢い選択の方法をお伝えしておりますので、家づくりをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください☺️

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この記事を書いたアドバイザー

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竹内慶子

どんなお家に住みたいですか？趣味が詰まった家、自然素材の家、スロースタイルな家、高性能な家、機能的な家・・・。100組のご家族には100通りの想いがあります。それぞれのご家族に、毎日「心地いいな」と思えるお家をつくってもらいたい！後悔しない家づくりのために、皆様に気付いてもらいたい家づくりの大切なことをお伝えします。続きを読む

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