アドバイザーブログ
家づくり学校 甲府校
2024.02.26
2024.01.13
竹内 慶子
家づくりと耐震性🏠
命を守る家づくり
2024年1月1日、新年を迎えるおめでたい言葉と共に、大きな震災が発生しましたね。被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。私は地元愛媛県で年末年始を過ごしていましたが、テレビやSNSで目にした地震被害の状況に、とても言葉が出ませんでした。
震災のニュースの際、家屋が崩壊している写真や映像もよく見ますね。このような写真や映像を見る度に、いつ起きるか分からない地震に備えるため、家の耐久性が大切だと改めて実感させられます。大きな地震にも耐えられる家を建てたいですよね。家の耐震性能を表す基準として、耐震等級というものが定められています。耐震等級は1~3という基準があり、現在住宅においては耐震等級3が一番強いレベルといわれています。
そもそも「耐震」とは?
地震に備える構造を指す言葉として、「耐震」「制震」「免震」というものがあります。
「耐震」とは柱や梁、壁などを補強して、建物を強くすることで、地震による揺れに耐える構造のことです。大地震が来たときに建物が倒壊することを防ぎ、住人が避難できることを前提にした作りです。
「制震」は、ダンパーなどの制震部材を設置して、地震の揺れを吸収する構造のことをいいます。建物の揺れ方は「耐震」とそれほど変わりませんが、制震部材が振動を抑えて、住宅にかかる負荷を低減するというメリットがあります。
「免震」は、建物と基礎との間に免震装置を設置し、地盤と切り離すことで建物に地震の揺れを直接伝えない構造です。免震装置を設けることで、地震の力を受け流して建物の揺れを少なくするため、体感としてもあまり大きな揺れを感じることがなくなります。
それぞれのメリット、デメリットを踏まえ、地震に強い家づくりをしていきたいですね。
既存住宅の耐震性を上げるには。。。
新築はもちろん、今現在住んでいる家でも耐震性という点は気になります。大きな地震が来たとき、ご自身の家が耐えられる作りなのか知るために、建物の耐震診断という方法があります。耐震診断とは、既存建築物の耐震性能を評価し、耐震リフォームが必要かどうかを判断するものです。この耐震診断によって、建物が耐震リフォームが必要かどうか、必要な場合はどこをどれくらい直す必要があるのかが明確になってきます。今後起こるかもしれない大地震に備えるためにも、まずは耐震診断で建物の状態を把握し、必要な場合は耐震リフォームに取り組むと良いかもしれませんね。
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