アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2021.08.21
伊藤 凪穂
手付金ってどうして必要?
土地の売買をする際に発生する「手付金」。基本的には売買契約を結ぶときに支払います。
どうして手付金を支払わないといけないのか…。土地代金の1割を支払うのが一般的なので、バカにならない金額ですよね。手付金にはいろいろな意味が含まれていますが、土地購入の場合の「手付金」は通常「解約手付」とされます。
つまり、手付金がどうして必要かというと、簡単に解除ができないように、売り手買い手両方にある種の拘束力をもたせるために存在しているのです。
■買主の立場
土地の売買契約を結んだあとに買主側の都合で解除する場合は、支払った手付金を放棄する
■売主の立場
契約後に売主側の都合で解除したい場合は、買主に対して手付金の2倍の金額を渡す
ちなみにこの解除の有効期限は土地の決済(土地代金全額を支払う)までです。
買主側の都合ってどこまでよ、というのは契約の文面によって様々です。「他にもっと良い土地がでてきた」「やっぱり今土地買うのは止めたい」といったケースは買主側の都合と認められるケースが多いですが、「買う気持ちはあったけど住宅ローンの審査に落ちてしまった」といった場合は契約書に特約をつけることで手付金が返還されて契約を白紙することができます。
しかし、この場合も「審査に落ちたことが分かって○日以内に報告」などといった取り決めを順守することが絶対条件ですので、長々とした契約の文章を読むのは大変ですが、しっかりと確認しましょう!!
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