アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2022.10.29
佐藤 佳苗
【備後版】若者の住宅取得支援制度
住宅取得支援の補助金・助成金事業は毎年のように出ています。細かく見ていくと内容や金額に多少の違いはあるものの、毎年ほぼ同じような内容の制度が出ています。地域によっては、自治体からも補助が出ており、非常に助かるのではないでしょうか。
住宅取得支援制度はたくさんありますが、今回は対象を「若者世帯」に絞ってご紹介します。
福山市
福山市移住者等住宅改修費補助事業
市内の中古住宅を購入し改修する移住希望者等に対して、その改修工事費用の一部を補助する制度です。
【対象】移住・定住希望者
福山市外から転入する者、あるいは転入後3年以内で賃貸住宅に居住中の者で、福山市内に5年以上定住する者。
【補助額】基本上限30万円
※補助額は,補助対象工事の費用(税抜)の2分の1に相当する額。
次のいずれかに該当する場合は、上限の加算があります。
- 若年子育て世代、あるいは新婚世帯 → 上限金額が+20万円
若年子育て世代…中学生以下の子が属し,親のどちらかの年齢が満40歳未満の世帯。
新婚世帯…婚姻日から3年以内で,夫婦でどちらの年齢も満40歳未満である世帯、あるいは婚姻予定者 - 親世帯との同居・近居(同一小学校区内または,直線距離2Km以内に居住) → 上限金額が+10万円
移住者向けの補助事業です。基本的には上限は30万円ですが、条件に該当すれば、最大60万円まで補助してもらえるということですね。建売住宅を含む、新築住宅は対象とならないので注意が必要です。
本事業詳細はこちら
尾道市
尾道市子育て世帯等住宅取得支援事業補助金
市内で新たに中古住宅を購入して定住する子育て世帯または新婚世帯に対し、購入費用の一部を助成する制度です。また、購入・相続・贈与等で中古住宅を取得し、改修して定住する子育て世帯または新婚世帯に対しても、改修費用の一部を助成します。
【対象】市内居住者または移住希望者のうち、子育て世帯または新婚世帯
【補助額】
-
市内居住の子育て・新婚世帯…基本上限額30万円
親世帯との同居・近居(同一小学校区内または,直線距離2Km以内に居住)の場合、上限額+10万円
→条件に該当すれば、最大で40万円の補助 -
市内移住希望の子育て・新婚世帯…基本上限額50万円
親世帯との同居・近居(同一小学校区内または,直線距離2Km以内に居住)の場合、上限額+10万円
→条件に該当すれば、最大で60万円の補助
尾道市は、移住希望者だけでなく、市内に在住している人に対しても補助金が出るようですね。ですが、移住希望者の方が手厚い補助になっているようです。
詳しくはこちらから
府中市
府中市は、若い人が優遇されるような補助制度はありませんでした。皆平等ということですね!!
府中市の住宅取得補助事業一覧はこちら
三原市
三原市は「三原市ファーストマイホーム応援事業」「三原市結婚新生活支援事業補助金」の2つを紹介します。
三原市ファーストマイホーム応援事業
市内において新たに住宅を取得する若年層(40歳未満の夫婦及び子育て)世帯が、市内において新たに住宅を取得し、移住または定住の応援をする事業です。
【対象】40歳未満の夫婦世帯または15歳未満の子がいる世帯
- 移住世帯…交付申請時、世帯員全員が1年以上市外に在住している世帯
- 市が指定する分譲地を購入して住宅を新築する世帯
【補助額】限度額100万円 ※ただし次のいずれか低い方
- 移住世帯
- 50万円に次の額を足した額
・新婚世帯(婚姻1年未満):10万円
・15歳未満の子1人につき:10万円 - 土地取得費用を除いた住宅取得費用の10分の1を乗じた額
さらに、中古住宅取得の場合は改修費用の2分の1を加算
- 50万円に次の額を足した額
- 定住世帯
- 80万円に次の額を足した額
・移住者のみ世帯:20万円
・新婚世帯(婚姻1年未満):10万円
・15歳未満の子1人につき:10万円 - 土地取得費用を除いた新築費用の10分の1を乗じた額
- 市分譲地価格に5分の1を乗じた額
- 80万円に次の額を足した額
三原市結婚新生活支援事業補助金
新婚世帯に対し市内の住宅の取得費用・リフォーム費用・賃借費用,引越費用を補助します。※補助金の一部は、国の「地域少子化対策重点推進交付金」を活用しています。
【対象】以下のすべてを満たす世帯
- 令和4年1月1日以降に婚姻し、対象となる市内の住居の住所で住民登録していること。
- 婚姻日における年齢が夫婦ともに39歳以下であること。
- 夫婦の所得の合計が400万円未満であること。
・婚姻を機に離職し、申請時において無職の場合は、所得なしとして夫婦の所得を算出します。
・貸与型奨学金の返済を行っている場合は、夫婦の所得から年間返済額を控除します。 - 夫婦ともにマイナンバーカードを取得していること。
- 地域活動(町内会等の住民自治組織や消防団活動など)に参加していること。
【補助額】1世帯あたりの限度額:30万円
※ただし婚姻を機に三原市へ移住した世帯の限度額は以下の通り
- 夫婦の一方が移住した世帯:50万円
- 夫婦がともに移住した世帯:70万円
三原市も移住者の方が手厚くなっていますが、市内在住の若者に対しても補助金がでるようです。
岡山県井原市
スマイルプラス補助金
四季が丘団地、さくら団地の分譲地の購入や、移住者住宅新築等補助金、中古住宅活用補助金等を申請した世帯で、下記の条件に当てはまる若者世帯・子育て世帯・移住者世帯に対し補助金をプラスして交付する事業です。
【対象】
- 若者世帯:夫婦双方が40歳未満の世帯
- 子育て世帯:小学校修了前の子を扶養している世帯
- 移住世帯:補助申請者が市外から転入し、転入日以前3年間市内に居住していない世帯
【補助額】
- 「井原市移住者住宅新築等補助金」「井原市中古住宅活用補助金」に申請した世帯
- 若者世帯:1世帯につき10万円
- 子育て世帯:小学生以下の子ども1人につき10万円
※移住世帯への加算なし
- 「いばらぐらし住宅新築等補助金」に申請した世帯
- 若者世帯:1世帯につき10万円
- 子育て世帯:小学生以下の子ども1人につき10万円
- 移住世帯:1世帯につき10万円
- 四季が丘団地、さくら団地の分譲地の購入の世帯
- 若者世帯:1世帯につき10万円
- 子育て世帯:小学生以下の子ども1人につき10万円
- 移住世帯:1世帯につき10万円
条件に当てはまれば、どんどん補助金額がアップするということですね。やはり井原市も移住者に対する補助が手厚いです。例えば、市外からの移住者で双方が40歳未満の夫婦、小学生以下の子どもが2人の家庭なら、建築費で最大130万円の補助、四季が丘やさくら団地の分譲地を購入する場合は土地代にも補助が出るということです。
詳細はこちらから
笠岡市
笠岡市住宅新築助成金
笠岡市内で住宅を新築する子育て世代向けの制度です。
【対象】
- 満40歳以下の者
- 移住者で、笠岡市に10年以上定住することを誓約する者
【補助額】最高100万円
- 基本上限は70万円
- 中学生以下の子1人につき10万円(最大30万円)
詳しくはこちらから
補助金は上手に活用しよう!!
自治体によっては、年齢制限のない事業と組み合わせて活用することができます。ご希望エリアでどういった補助金・助成金があるのかを知っておけば上手に活用できそうですね。
今回は若年層向けの補助を紹介しましたが、全年齢版もまたお伝えしていきます!!
◆電話でのお問い合わせはコチラ⇒084-961-3577
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