アドバイザーブログ
家づくり学校 湘南校
2022.04.05
伏屋 真由子
【耐震】地震に備えよう
先月東北で大きな地震があり、しっかり地震の対策をしなければと再確認させられましたね。
私が住んでいる地域は夜中まで停電し近くの大通りの信号も消えてしまっていました。
その後も日本各地で地震の頻度が高くなっているように感じます。
近年で大地震の起こる可能性として南海トラフ地震は40年以内の発生確率「90%程度」、首都直下型地震は30年以内に「70~80%」の発生確率が予想されています。
この地震も震度6強もしくは震度7になる可能性があるといわれていますのでお家を建てたあとに倒壊してしまわないように、これから家づくりをされる方は耐震等級3をクリアした家づくりで地震に備えていただきたいと思います。
耐震等級とは
耐震性能は等級1から等級3まで3段階に分けて表されます。
住宅の強度をあらわす指標で、この耐震等級1は建築基準法の最低基準になります。
日本の家づくりは、基礎、柱、梁、筋交いで作られている木造住宅がほとんどです。これで耐震等級1相当といわれています。つまり、耐震等級1に満たない家は新築出来ません。
◆耐震等級1
百年に一度程度の地震に対しても倒壊や崩壊しない程度(震度6~7程度の地震に対して損傷を受ける可能性があります)
◆耐震等級2
等級1の1.25倍の強さ。災害時の避難所として指定される学校などの公共施設は、耐震等級2以上の強度を持つことが必須です。
◆耐震等級3
最高等級で、等級1の1.5倍の強さ。災害時の救護活動・災害復興の拠点となる消防署・警察署は、多くが耐震等級3で建設されています。
今後、南海トラフ大地震などの大きな地震が発生するリスクを考えるのであれば、耐震等級3を取っていた方が安心かと思います。
耐震等級3をおすすめする理由
6年前の熊本大地震では、耐震等級1のお家はほとんどが倒壊してしまったと聞きます。熊本地震の大きな特徴の一つにわずか約 28 時間以内に震度 7 の地震が2 度発生したことです。1回の地震は耐えられるかもしれませんが、地震は短い期間で数回起きる可能性もあります。実際、耐震等級3で建てたお家は熊本大地震でも倒壊したお家はなかったそうです。
お家を建てたあとに倒壊してしまわないように、これから家づくりをされる方には耐震等級3をクリアした家づくりで地震に備えていきましょう。
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