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家づくり学校 岡山校
2024.05.10
2020.08.20
家づくり学校 岡山校
軽量鉄骨造と木造、どう違うの?
軽量鉄骨造は多くのハウスメーカーで採用されており、木造は工務店の得意分野というイメージが強いですよね。四季のある日本では、その気候風土(季節ごとの温度や湿度の変化)に対応するため木造住宅が適していると言われてきましたが、どちらが良い悪いではなく、メリット・デメリットをきちんと知ることが大切!
正しい選択をするために、今日はその特徴を比べてみましょう♪
軽量鉄骨のメリット
●開放的な間取りが実現できる
木造に比べて柱や壁を減らせるの鉄骨造は、広い間口や大きな吹き抜けなども取り入れやすいのが特徴。(ただし、木造でも工法によって対応可能です)
●施工のクオリティに差が出にくい
鉄骨造の部材は工場のラインで一律生産→ある程度まで組み立ててから現場で仕上げます。職人さんの能力や経験不足によって仕上がりがブレにくいという利点も。
●火災保険料が安い
鉄骨造は木造に比べて火災保険料が安くなります。
軽量鉄骨のデメリット
●建築コストが高い
木造に比べて全体的な建築コストが高くなる傾向も。建築時だけでなく将来的なリフォームや増改築の費用にも繋がるのでそこまで見越した選択が必要です。
●断熱対策が必須
鉄骨はその強度により壁を減らしたり薄くすることも可能ですが、断熱性や気密性は低くなるため木造以上の断熱・気密対策が必要不可欠です。
●地盤強化が必要
鉄は木に比べて重いため、土地の地盤強度によっては木造以上の地盤工事が必要になる可能性も。(土地によって条件が異なります)
木造のメリット
●夏は涼しく冬は暖かい
断熱性や調湿性の高い木は日本の気候風土に適しており、結露やカビの発生も抑えてくれます。
●高気密な住宅に
耐震性を担保するため鉄骨造よりも壁や柱が多い木造住宅では、間取りにもよりますが高気密な空間を実現できます。
●建築コストが安い
日本は木材が豊富な国。適材適所にうまく部材を使うことで無駄なコストを抑えつつ、木の温もり溢れるデザインテイストに。
木造のデメリット
●間取りによっては難しい場合も
鉄骨造と比べて柱や壁を多いため、極端に開口部の広い窓などは難しい場合も…。ただし鉄骨より間取りやデザインに柔軟な工法もあるので、木造の方が自由度が高いとも言えます。
●耐用年数が短い
構造上の法定耐用年数は木造の方が短いと言われますが、近年は木造建築の性能も飛躍的に上がっています。築100年で現存する古民家も多くあり、丁寧に造られた住宅は世代を超えて住み継ぐことも可能です。
●職人さんの腕にかかっている
施工してくれる大工さんや使用する木材によっては仕上がりに差が出ることも…。極端に短い工期や費用が安い場合は要注意です。
いかがでしたか?(´艸`*)
古くから「鉄骨造は地震や火災に強く、木造住宅は弱いのでは…?」なんてイメージも残っていますが、木造住宅の工法や品質は大きく向上しています。
「木や紙に比べて鉄は強い」というジャンケンのイメージが特に根強いのは日本人の特徴だそうですが、耐震性も耐火性も法定基準をクリアしなければ家は建てられないので、鉄骨でも木造でも実は強度的な部分は変わりません。
それならどちらを選ぶべきなのか…?
これは「どんな家を建てたいか」によって異なります!
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