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家づくり学校岡山校

“注文住宅の基礎知識”の記事一覧

2024.08.02

2024.07.28

中西弘明

通気断熱WB工法で建てたお家を見学してきました！

岡山校

見学訪問

高島建設さんのお家拝見！

先日、私が担当させていただいたお客様のお家が完成したとのことで、撮影同行も兼ねて見学させていただきました。このお家を建てた工務店さんは通気断熱WB工法を取り入れられています。

WB工法とは

ちょっとわかりづらいですが、この床下の部分にある通気口が…

これです。通気断熱WB工法はこの床下の通気口から空気を入れ、壁の中を空気が通り、湿気、熱気は屋根から抜けていくという工法です。いわば「呼吸をする家」。高島建設さんは10年ほど前よりこの工法で新築のお家を建てられています。

いざお家の中を体感！

中に入ってみると…無冷房でも外よりぐっと温度は低く、何より湿気を感じません。確かに湿度が通気で抜けていますね。また、化学物質の少ないお家なので嫌な匂いが全くありませんね。無垢材が多く使われていて落ち着いた雰囲気のLDKになっています。

昨今、高性能＝高断熱高気密のイメージがありますが、WB工法は壁の中の通気でお部屋の匂い、湿気、アレルギーの原因となる化学物質を排出していきます。なので、壁クロスにビニール素材は使いません。このお家も透湿壁紙です。

減ってきている本格和室

そして私が個人的に一番気に入ったのは、LDKの隣にある和室です。写真が下手すぎてわかりづらいですが、壁紙は和紙、窓の襖がいい感じです。最近はこのようながっちり和室は需要が低くなり、とても少ないです。しかしやはり畳と木の混じった匂いはどこか懐かしさを感じ、いいですね。すみませんガチ昭和人で。

軒の役割

LDKもとても明るかったですが、南面はしっかり窓を取って採光できています。軒がやや深めですが、冬は日射を取り込みあたたかく、一方夏は日射カットを。同行していただいた設計士さんにお聞きしたところ、最近スコールのような雨の場合、家の築年数が経ってくるとダイレクトに強雨が直撃すると窓サッシから雨が漏ることも。なので軒はしっかり取るようにしているとのこと。

お客様の満足度は？

お客様とやりとりしていて、満足度の高さを実感しています。特にこだわっておられた家事動線、収納量も設計士さんと詰め切り満足な仕上がりになり、何より快適さを感じられているとのこと。このお客様と高島建設さんをお繋ぎできて、本当に良かったと心から思いました。また、設計士さんもイキイキとお家の説明をしてくださり、作り手と住まい手双方の想いが詰まったいいお家ができあがったと嬉しくなりました。