アドバイザーブログ
家づくり学校 甲府校
2024.10.21
2024.06.19
岸本 恵理子
「天然木香る平屋」の完成見学会に行ってきました
先月、天然木が香る素敵な平屋の完成見学会に行ってきました。今回のお家を施工されたのは南アルプス市の米山住研さん。自然環境、気候風土に合わせた設計で住む方の健康や快適性に配慮し、安心して住み続けられる家づくりをされています。
二つの空間を結ぶ瓦屋根
こちらのお家はすっきりとして落ち着いた外観の平屋で延べ床面積約51坪。果物の生産と出荷もされているため、母屋と作業部屋を瓦屋根で繋げることで、天候を気にせず作業車の搬入ができ、母屋の勝手口からの動線も工夫もされていました。ちなみにこのお宅のお隣には同じく米山住研さんで建てられた息子さん一家のお宅もあります。
和×洋の融合と天然木香るお家
中にお邪魔すると、雰囲気がガラッと変わります。まず入って感じたのは天然木のいい香り!温かみのある質感とシックな壁の色合いで、格子戸があっても和により過ぎないおしゃれで素敵な雰囲気でした。実はこの壁、砂壁風のクロスなんです。言われるまで本物の砂壁だと思って気づきませんでした。
リビングは、開放的な片流れの梁見せ天井で和モダンで落ち着いたデザインでした。障子戸なので明かりもとれてプライバシーも守れますね。
自然を暮らしの中に取り入れる
施主様は、長く住み慣れた土地で、自然や光、風を感じたいというご要望がおありだったそうで、玄関ドアに網戸を設けてありました。この日もこちらの廊下を通って家の中全体に風が通り抜け、とても心地く感じられました。
そして、見どころは最近では珍しい本格和室です。和室の代名詞といえば床の間にイグサの本畳。良い香りに包まれながら素敵なお庭を眺めることができます。また障子の奥にはご主人の書斎スペースがあり、とっても贅沢な空間に。柱は構造材と化粧材を兼ねる「真壁づくり」で、これぞ大工仕事の腕の見せどころですね。ちなみに格子の欄間は以前のお家のものを使っているそうです。思い出を繋いでいけるのも職人の手作りならではですね。
万本格子戸から玄関ホールのライトがうっすら見えます。風も光も通り抜け目隠しに。
お家の中で風や明かり、景色などの自然を感じ、木や畳の香りが心地よい、和と洋が融合した素敵なお家でした。
米山住研さんは、「家も自然の一部」という考えのもと、自然素材を使い、周りの環境や四季を感じ、心地よく住めるように自然の力をうまく取り入れ設計に活かします。また腕利きの大工さんも抱えており、丁寧で確実な施工で高気密、高断熱でランニングコストを抑えることはもちろん、災害にも強いお家づくりをしています。
最新の情報、気になる方はコチラをどうぞ!→ 株式会社 米山住研
今回、ご協力いただきました施主様、米山住研のA様、有難うございました。
家づくり学校って?→出版会社です!
私たちはお家を建てる住宅会社ではありません。情報誌『山梨での家づくり』を発刊している出版会社です。出版を通して家づくりの基礎知識や予算の考え方、住宅会社の選び方などレクチャーして基準作りに役立ててもらっています。
Amazonでもお買い求めいただけるので、ぜひチェックしてくださいね!
家づくり学校
とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
家づくり学校について詳しく見るこの記事を書いたアドバイザー
私自身、若い頃に知識ゼロで建てた家で寒さ・暑さ・結露に長年悩まされた経験があり、「家づくりの基準」を知ることの重要性を身をもって感じました。20年後、30年後に「この家を建てて本当によかった」と思える家づくりをぜひお手伝いさせてください。続きを読む
家づくり学校 甲府校
全国15校展開!