アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2023.07.26
2020.12.07
伊藤 凪穂
【劇的リノベ!】生まれ変わった古民家を見学してきました
築112年を超える京都の歴史的な街並みに馴染む古民家リノベーションのおうちを体感してきました。
入ってみると室温は22℃!リビングに設置されていたエアコンはなんと稼働していませんでした。冬、室温をあげるためには窓(開口部)を広くとって日光を取り入れる必要があります。
でも…築112年だと耐震の面はかなり弱い…合板を増やして強度をあげようとすると窓は小さくちいさくなってしまうのが今までのリノベーションでした。
そこでYKKAPさんが開発したのが「フレームⅡ」という商品です。一番上の写真にある、窓枠をぐるっと囲んでいるフレームがそうです。高速道路や高層ビルでも採用されている素材を使うことで強度を担保しています!
ひと昔前の家(約30年くらい前)は断熱の概念がなかったので、こちらのおうちも元々は壁の中がすっからかんでした。
壁の中にたっぷりと断熱材を入れることで断熱性を向上。リノベ前はUA値が3.49だったのが、なんと0.46に!!!HEAT20でいうところのG2グレード、北海道基準の家へと生まれ変わりました。
マニアックな方は「ネオマフォーム」が壁の中に施工されていることに疑問を覚えるはず。本当は外断熱に適していますが、このおうちで外断熱をしてしまうと隣家にぶつかってしまうとのことで内断熱にて対応されたそうです。(家同士の距離がめちゃくちゃに近いんです!)
京都のまちやには家と家が連なっているもの(長屋みたいになっているもの)や複雑な土地形状をしているおうちがいっぱいあるそうです。法律もどんどん整備されている中でより快適な家づくりになるように努力工夫をされていることが伝わってきて感動いたしました✨✨
ちなみに本日うかがったおうち、世界遺産の醍醐寺の真正面に建っていました!(外からの写真ですみません?)
神社仏閣ももちろんですが、自分達の家も同じように後世に残していけるように建て方など意識を変えていくお手伝いをこれからも努めていこうと改めて感じた一日でした(*^▽^*)
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