アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2020.07.03
伊藤 凪穂
【防災と家づくり】神戸での「水害」のリスクヘッジの方法とは?
本日から約1週間にかけて毎日雨の予報となっております。先日も刺すような大雨が降り続けました。「災害」とまでなると、2年前の西日本豪雨や大阪の台風被害が思い出されますが、その頻度や規模は看過できません。
「洪水しても流されず浸水しても無傷な家」はほぼ不可能だと思います。現場の対応をなさっていた工務店の方々の声を聞いても地震の対策とはまたひと味違うのだなと痛感いたしました。
であれば、被害を最小限に抑える家づくりをしていくには「水害のリスクが少ない場所に住む」のが手っ取り早いと思います。そのために最新のハザードマップを確認してください。
■最新のハザードマップ
兵庫県のHPを確認してみると「想定しうる最大規模の降雨による洪水浸水想定区域図」が新たに公開されていました。こちらの想定区域図は1/1000年確率以上で洪水する恐れがある場所が定義されています。
1/1000年確率 (゜ω゜)???…ハテ??
…となったのですが、ちゃんと分かりやすい解説が書かれていましたのでそのまま引用させていただきます。
なお、1/1000年確率の降雨とは、1000年毎に1回発生する周期的な降雨ではなく、1年の間に発生する確率が1/1000(0.1%)の降雨です。毎年の発生確率は小さいですが、規模の大きな降雨であることを示しています。サイコロを6回振れば、「1」が複数回出る場合があることと同じで、1000年の間にその規模を超える降雨が複数回発生することもあります。また、連続して発生することもあります。――『兵庫県庁HPより』
この文章の後半が肝だと感じました。複数回、連続…となると想定を超える被害はやはり発生しかねません。
↑福田川の洪水浸水想定区域図(想定最大規模降雨)
あわせて兵庫県(兵庫県ハザードマップへ)や神戸市(神戸市ハザードマップへ)などが公表しているハザードマップも確認してみてください。
そのうえで快適な暮らしづくりを!
土台づくりはとっても大切ということでございますが、そちらにお金を割いてしまって日々の暮らしを我慢するのも本末転倒なお話かと思います。
家の中を快適な空間にするために欠かせない要素、そして地震という災害にも備えた家づくりの方法をぜひ知ったうえで進んでいただきたいと思います。
■基礎から学ぶならコチラ→「住宅会社の見極め方 違いと価格ズバリわかります!」
■土地について学ぶならコチラ→「家と土地どちらが先? 失敗しない、賢い土地の探し方」
家づくり学校の個別相談ではこういったハザーマップを一緒に確認したりすることもできます。家づくりにおいて大切なことを考えるきっかけの場所としてもご活用いただけたら嬉しいです!
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