アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2018.11.27
2018.11.23
伊藤 凪穂
自然素材と思って選んだ珪藻土、実は化学物質まみれかもしれない?!
珪藻土(けいそうど)とは、珪藻という植物プランクトンの化石が土になったものを差します。
見た目としては、ざらりとした表面が印象的。もちろんキレイに塗ることもできますが、波模様や扇模様をつけることも可能なのでその楽しみ方は無限大ですね。
さて、この珪藻土。多くの家で用いられているビニールクロスと比べると高価な素材ではあるのですが、調湿という素晴らしい特性を持っています。珪藻土には無数の小さな穴が開いていて、その穴が水分を吸収してくれるんです。珪藻土バスマットが流行っていますが、確かにキュッと水分を吸い取ってあっという間にサラサラに乾きますよね。
つまり、夏のジメジメとした湿気は吸い取り、冬の乾燥した部屋では水分を放出するという…人が快適に過ごせる湿度60%をキープしようとはたらくとのことですからなんて都合のいい素材なんだ!と個人的には思うのですが笑
ただ珪藻土にも弱点はあります。それは、珪藻土だけでは固まらないという点です。珪藻土がぽろぽろと崩れ落ちないようにするために接着剤が必要になるんです。その接着剤に化学物質が使われていたら…!もはやそれは自然素材とは謳えませんし、接着剤によってせっかくの調湿性能も落ちてしまいます。もちろんオール自然素材のものもありますので、もし珪藻土が気になって使ってみたいと思われるのであれば、
■接着剤に何を使っているか
■原料比率はどのくらいか
以上の2点は最低限確認しましょう。原料比率は50%がひとつ目安かと思います。
後悔しない家づくりのためには素材選びも大切。デメリットも知っているけどこういうところが気に入っているからコレにする!と自信をもって言えるくらい知り尽くしていきましょう!
その他、家づくりのお勉強はいつでも家づくり学校で出来ますよ♪
家づくり学校
とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
家づくり学校について詳しく見るこの記事を書いたアドバイザー
「家づくりを始めよう!」と腰を上げるも、さて、このまま進んでもいいのか・・・悩みや不安はたくさんありませんか?全力で新しい気づきと堅実なアドバイスをいたします。家づくり学校を架け橋にして、楽しくお家を造っていきましょう!続きを読む
家づくり学校 神戸校
全国15校展開!