アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2022.07.04
2022.06.29
伊藤 凪穂
令和3年度の長期優良住宅の取得率は？
昨年度の長期優良住宅の認定棟数が国交省のHPで公表されていたので、今年も兵庫県の新築における認定割合を算出していこうと思います。
過去のブログはこちらからご覧ください。
令和3年度の認定長期優良住宅の棟数は？
まず、全国での令和3年度の認定長期優良住宅の棟数（新築一戸建てのみ）は118,289棟でした。取得率でいうと、27.7％。3人に1人が取得するかしないかといったところですね！毎年じわじわと数値を伸ばしています。
今年から「こどもみらい住宅支援事業」という補助金がもらえる事業が新設されましたが、もらえる補助額は建てる家のグレードによって変わってきます。ZEHだと100万円、長期優良住宅だと80万円です！
令和3年度の兵庫県全体の棟数（新築一戸建ての棟数のみ抽出）は約15,500棟でした。その中で長期優良住宅を取得した住宅は5,453棟。割合は35.2％です！全国平均より上ですね！去年が33％だったので昨対比も少し増えています。
ここで注意したいのは、長期優良住宅「レベル」のおうちはとっても多いということです。省エネルギー性の断熱等級4以上や、耐震等級2以上というのは珍しくありません。（当たり前といっても過言ではないかも！）
上記の5,453棟は第三者機関によって性能証明を裏付けられた（＝認定してもらった）住宅ということになります。第三者による認定なので、将来的に人に売ったり貸したりする際に評価されやすいというメリットがありますし、他にも、火災保険の割引や贈与税の非課税枠の増幅など、性能向上したことの説明が必要な制度に活用することもできます。（長期優良住宅の認定をもらっているということは、こっちもOKというようなイメージです）
認定してもらうには諸々の手数料がかかってきますが、反面お得さもゲットできるものになりますので、自分の場合に使える制度を洗い出し、天秤にかけて取得の有無を判断していただけたらと思います。
「認定」を取得するかどうかは各ご家庭によりますが、家自体の性能は長期優良住宅レベル…いやそれ以上を目指していただきたいです！
最近国も今まで以上に省エネを強調してきていますが、自分達に合った住宅会社を探していく、見つけていくのに是非「家づくり学校」をご活用いただけると嬉しいです。
◆家づくりに関するお金のこと、予算の考え方、住宅ローンについて学べる「家づくり学校」についてはこちらから
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