アドバイザーブログ
家づくり学校 神戸校
2021.10.22
伊藤 凪穂
五重塔の修繕。今に生きる技術
先日の休日ぼうっとテレビをみていたら、約120年振りに大規模修理をする興福寺の五重塔について特集していました。
実物をみたのは修学旅行の1回きりだったかと思うのですが、大きくなって改めて五重塔がどんなものかという説明を聞くと驚きと感動を覚えました。
まず、高さですがなんと50mもあるそう(全国第2位)。そして、その歴史…建立は730年で、現存しているものは1426年頃に再建されたものなようです。被災などで壊れるたび、その当時の新しい技術も取り入れながら建築時の想いも残していき、綿密に計画を練って大事に大事に現代まで守られてきたなんてとっても浪漫あふれます✨✨
五重塔といったら日本最古の法隆寺の五重塔が真っ先に思い浮かびますが、こちらはなんと1300年現存しています。その他全国にも数多くの五重塔がたくさんありますが、地震による崩壊の例はとても少ないそうです。
耐震において数々の工夫があるようですが、テレビの特集では特に「心柱」に触れていました。五重塔は各階が独立しているような建て方になっていて、地震がくると各階ばらばらに動いて他所から見るとくねくねしているように見えるといいます。そのくねくねに相反する形で心柱も動き、まっすぐに維持する力がはたらくようです。免震の考え方になるでしょうか。。
この考えを一般的な住宅レベルのものに落とし込むのは難しい(なんなら五重塔の建て方は現在の建築基準法的には違法)ですが、スカイツリーにも心柱の考えが取り入れられ地震対策をしているようです。
1300年前の技術を受け継ぎ、最新のコンピューターによる緻密な構造計算を施すという新旧の技の融合がとっても素敵です。
お城にエスカレーターができたりすることなど手を加えることに賛否両論もありますけどね…(^^;
神社仏閣が好きとはいえ、奈良は回遊するのが大変なのであまり訪問の機会がなかったのですが、なんと大規模修繕に入る前に11/23(火・祝)まで特別公開していて、さらにこの期間中6日間限定の特別御朱印もあるそう!これはいくっきゃな~い!ですね?
鹿をのぞくとき、鹿もまたこちらをのぞいているのだ
住宅において地震対策は第一に「耐震」があげられますが、そのほかの+αの考えとして「制震」と「免震」があります。家づくり学校では住宅の基本性能のひとつである高耐震を中心に地震対策のお話や、それに特化した住宅会社さんの情報提供をしています。ぜひお気軽にお問い合わせください!
YouTube公式チャンネルもチェック!
個別相談の様子やご相談の流れをご紹介する動画をYouTubeにて公開中!新作ルームツアーもUPしていますので、是非ご覧ください。
家づくり学校
とは?
「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。
家づくり学校について詳しく見るこの記事を書いたアドバイザー
「家づくりを始めよう!」と腰を上げるも、さて、このまま進んでもいいのか・・・悩みや不安はたくさんありませんか?全力で新しい気づきと堅実なアドバイスをいたします。家づくり学校を架け橋にして、楽しくお家を造っていきましょう!続きを読む
家づくり学校 神戸校
全国15校展開!