アドバイザーブログ
家づくり学校 福山校
2023.08.17
2020.07.09
杉岡 彩香
【防災】家の水害対策を考えていますか?
連日連夜の記録的な大雨により河川が氾濫し、全国各地で深刻な浸水被害が発生しています。2年前の西日本豪雨もまだ記憶に新しく、ここ数年で水害に対する危機感がますます高まってきていると感じます。
これから家を建てられる方も水害リスクを踏まえた家づくりが前提になってくると考えられます。今私たちができる対策はなにがあるのでしょうか?
①ハザードマップの確認を!
(洪水ハザードマップ:福山市HPより引用)
事前に災害リスクを知っておくことが何よりも重要です。まずは福山市が作成しているハザードマップを確認しましょう。
【洪水ハザードマップとは?】
洪水ハザードマップは、国が管理する芦田川及び高屋川(一部県管理)については100年に1回程度、広島県が管理する河川の内、山南川・新川・羽原川・本郷川・藤井川・瀬戸川・河手川・西谷川・有地川・砂川・神谷川・服部川・吉野川・加茂川・箱田川・手城川については10年~80年に1回程度起こると想定される大雨により、堤防が決壊した場合などの洪水予測に基づいて、市民のみなさんの避難に役立つように作成したものです。
地図の中には、浸水が予想される区域及び浸水の深さのほか、避難所、広域避難場所、福山市の本庁・支所等についての情報を記載しています。洪水時に備えて、日ごろから避難所や避難経路の確認などに活用してください。
2009年(平成21年)6月改訂 福山市(福山市HPより引用)
芦田川・高屋川付近を中心に、予想される浸水深が深くなり浸水被害も大きくなると考えられます。実際に2年前の西日本豪雨でもこのハザードマップで予測されていた区域が浸水被害に合いました。起こってからあたふたとしないよう事前にハザードマップをチェックして、自分たちが住んでいる地域、または家を建てたい地域がどの程度被害が出る可能性があるのかを知り、近くの避難所や避難所までのルートも確認しておくのが安心ですね。
また、これから家を建てようと考えられる方は、絶対とは言えませんが端から水害リスクが低いエリアの土地を探すこともできます。ただ逆に、水害リスクが高いエリアで家を建てることを検討される場合は、平屋ではなく2階建てにするなどそれ以外で対策をしていかなければなりませんね。
②浸水に備えた家づくり
(浸水の予防・人命を守る家づくり:国土交通省HPより引用)
国土交通省のホームページ「浸水の予防・人命を守る家づくり」という水害対策を考える予防策では、「水害から自宅を守ることを考える際には、急激に被害内容が増加する「床上浸水」の防止に焦点を合わせることが重要なポイントとなる」と記載があります。
具体的に「床上浸水」の予防策とは何が考えられるでしょうか?
①かさ上げ(盛り土)
盛り土によって敷地全体を高くする
②高床
一階床用の基礎を高くするor一階はピロティ状の空間として二階に主要居室を配置する
③囲む
防水性の塀で家を囲む。開口部には防水性の門扉を設ける
④建物防水
耐水性の壁により浸水を防ぐ。玄関は止水版で防水する。建物が浮力で浮き上がらないように基礎との接合を強化する
これらの対策を行えば当然手間と費用は掛かりますが、おかげで命が守れることもあります。それが何十年に一度、何百年に一度の災害への備えだとしても命を落としてからでは遅いですよね。現実、そんな災害が頻繁に起こっているご時世です。河川が氾濫して逃げる間もなく町ごと水に飲み込まれていったという被災者の方の声も聞きます。家自体も災害に備えたものにしていかなければなりませんね。
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