土地探しのコツ

土地探し、何から始める？

まずは住みたいエリア、条件、希望の優先順位を明確にしましょう！
土地にかける予算の考え方としては、建てたい家にかかる建築費用に目星を付け、総予算から建築費用を引いた額で土地を購入するのが予算オーバーしない正攻法です。とはいえ多少費用が掛かっても周辺環境や利便性を重視したいという人は、土地費用は建築費用とは別に考えておく必要があります。
また、土地はやみくもに見すぎると予算と条件が上がるばかりで余計に決められなくなります。土地情報の段階で「これ！」と思う候補を絞り込んでから見に行くようにしましょう。そのためにも、希望する条件や優先順位を明確にすることが大切です。漠然としていれば、いくら見てもピンと来ないし、買うかどうかの決断も出来ないからです。ただし、100％満足のいく土地はなかなかないもの。「希望の7割満たしていれば買い！」くらいの気持ちで見に行くことが必要です。

住宅会社と土地、どちらを先に探すべき？

住宅会社選びと土地探しは同時進行が鉄則です！
土地を購入して家を建てる人の多くが「まず土地探し！」と言われますが、住宅会社の検討と土地探しは同時に進めましょう。理由のひとつが住宅ローンです。住宅ローンは住宅を建てることに対しての融資なので土地だけでは組めません。また、借入が可能かどうかの事前審査の際には金融機関に建物のプランや見積もりを見せる必要があります。事前審査が通れば土地の売買契約、住宅ローンの本審査、申し込みとなりますが、その際には住宅会社との工事請負契約書が必要です。つまり、土地購入の時点で住宅会社を決めておかないと「急いで会社を決めないと！」と焦ることになります。
また、住宅会社を先に決め、住宅会社に土地探しを依頼した方が効率的に情報収集できるメリットもあります。新しい土地情報や一般には公開されていない情報が不動産会社や売主から直接、住宅会社に来るケースも多く、自分たちだけで探すよりも多くの情報を検討出来ます。また、会社が決まっていれば、購入前に土地をチェックし、建築面でのアドバイスをもらうことも出来ます。何より土地を先に探してしまうと、土地に予算をかけすぎて建築予算が確保できず、総予算がオーバーしたり住宅会社の選択の幅が狭まったりといったことにもなりかねないといったことにもなりかねないので注意が必要です。

購入するかどうかの判断は？

見極めは建築のプロに依頼しましょう！
価格や条件が希望通りでも、その土地に建てたい家が建つとは限りません。建築基準法による規制をはじめ、道路、風向き・日当たり、隣地との境界線や高低差、ライフラインなども要チェックです。頻発する地震や水害など自然災害のリスクや地盤強度も事前にちゃんと確認しておかないと、その対策に想定外の費用がかかり予算オーバー！なんてことにもなりかねません。候補地が見つかったら、検討している住宅会社に建築のプロの目線で土地を見てもらい、アドバイスを受けましょう。素人判断で購入せず、プロのチェックを受けることが不可欠です。
ちなみに、近隣にどんな人が住んでいるのかや地域性などは住んでから知ることも多いですが、実はかなり重要なポイントです。ご近所との付き合い方や町内の慣習などの情報も事前に入手できると安心です。住宅会社によってはそのあたりも確認した上で購入するかどうかのアドバイスをしてくれることもあります。プロの見極めをしっかり聞いて判断しましょう！

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