アドバイザーブログ
家づくり学校 湘南校
2023.07.26
2020.09.13
【個別相談】実家を解体して二世帯で暮らすお家づくり計画
現在は東京在住だが、建替えを機に二世帯住宅を検討中のお客様にお越しいただきました。そこでお客様の要望から「土地の広さ目一杯使ってお家を建てたい」とありましたが…、お家は自由に建てられるわけではありません。みんなが好き勝手にお家を建ててしまうとめちゃくちゃな街並みになってしまいますので、土地に対してこれくらいのサイズのお家までなら建てても良いですよ、という「建蔽率・容積率」なる指標があります。
建蔽率・容積率とは
建ぺい率とは、その敷地に建てられる建築面積の割合のこと。たとえば、30坪の広さの土地で「建ぺい率80%」とある場合、建築面積24坪までのお家を建てることができます。それに対して容積率とは、その敷地に建てられる延べ床面積の割合のこと。たとえば、30坪の広さの土地で「容積率100%」とあれば、各フロアの床面積の合計が30坪までのお家を建てられる、ということです。
上記を組み合わせると、「建ぺい率80%、容積率100%」の30坪の土地があった場合、建築面積は最大24坪、述べ床面積は最大30坪までのお家が建てられる、ということがわかりますね。
建蔽率が分からない場合は市役所などの都市計画課に問い合わせてみる、もしくは行政のHPに「都市計画図」が公開されているところもありますので、確認してみてくださいね。特に鎌倉など歴史あるエリアは建蔽率が40%という土地もあるので、注意が必要です。後、鎌倉は景観法もありますね!
二世帯住宅の3つのタイプ
今回のお客様は二世帯住宅を検討中ですが、二世帯住宅には3つのタイプがあります。どのタイプで建てるかによって、間取りや費用も変わってくるので、しっかりと考えていく必要があります。
①完全同居型
通常の一戸建てに二世帯で同居するタイプです。玄関や内部設備まで共有します。メリットは建築費用が他のタイプと比べて安くなること、将来単世帯になったとしても対応しやすいところです。デメリットはプライバシーの確保が難しいところや光熱費などが世帯別で区別がしづらいことがあげられます。
②部分共有型
玄関は一緒で各層に其々の世帯が暮らすタイプです。1階は親世帯、2階は子世帯のように居住空間が独立し、お風呂やキッチンなども別々に設置することが多いです。メリットは完全同居型のように全くの同居ではないものの、生活空間が同じなので、距離の近い暮らしができることです。デメリットは完全分離型に比べると、プライバシーの確保が難しいこともありますので、気を遣う場面も出てくるかもしれません。
③完全分離型
玄関を二箇所設置し、内部の設備も世帯ごとに分けているタイプです。二階にするか、横に広げるか、各世帯で居住するかたちになります。メリットは生活動線が別々なので、プライバシーの確保がしやすいです。分離はしているものの、隣同士なので、家族の安心感があります。デメリットは設備を完全に二つに分けるので、建築費用が高くなることです。
二世帯住宅を建てるには費用や工期含め、大きなプロジェクトになります。また、二世帯住宅は相続でのメリット・デメリットもあります。これらのことをしっかりと学んで進めることで、後悔・失敗しない家づくりができると思います。
今後も精一杯サポートさせていただきますので、理想のマイホームを実現していきましょうね♪
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